新年が明けると、いよいよ確定申告。
当事務所の電子申告の環境が本日、無事整いました。
ここまで来るのに、結構すったもんだがあり長い道のりでした(大げさ~)
前事務所においては、社員税理士ではなく「所属税理士」だったため、電子申告において自分のIDカードを使う必要がなかったんですね。
という訳で、以前に日税連から税理士用のIDカードが何だか来てたな~と思いつつ、使わないので放置プレイしておりました。
ところが・・・開業する事になり、自分のICカードどこ行ったっけなぁ?
一応捨ててはいないつもりでしたが、あいにく見当たらず。。
こりゃヤバイということで再度探したところ、出てきたのが
「電子証明書発行”申請書”」(申し込まないとICカートもらえないのね、みたいな)
(↓日税連HPより)
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第三世代税理士用電子証明書(オレンジ色の券面のICカード)の発行受付は平成28年12月12日をもって終了いたしました。
平成29年1月より、第四世代税理士用電子証明書(黒色券面のICカード)の発行を開始しています。詳細は第四世代税理士用電子証明書のページをご覧ください。
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そして、第四世代の発行申し込みをしようと思ったのですが・・・
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新しい税理士用電子証明書(第四世代電子証明書)の発行の手続きについては、下記の通り申込書類一式を平成29年1月以降、所属する税理士会ごとに順次発送することを予定しております。
1月上旬 | 北陸会、中国会、四国会、九州北部会、南九州会、沖縄会に所属する会員 及び平成28年10月~12月の新規登録者 |
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1月下旬 | 北海道会、東北会、名古屋会、東海会に所属する会員 |
2月上旬 | 近畿会に所属する会員 |
3月中旬 | 東京地方会、千葉県会、関東信越会に所属する会員 |
4月上旬 | 東京会に所属する会員 |
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うわぁー東京会の会員は4月ですって。
これって、確定申告もう終わってるじゃん!(絶望の嵐ピュー)
慌てて日税連にTEL。
「残念ながら、今回はもう申し込みが終了していますね」
これはもう、今回の確定申告はすべて紙申告(電子申告でなく、紙で提出)しかないかな、と腹をくくっておりました。
個人的には電子申告推進派ではないので、正直なところ別にってのもあったんですけど・・・まぁできるに越したことはないですね。
しかしながら、たまたまというか、マイナンバー推進派でもないのですが、運転免許証がないため&自分自身がマイナンバーを味わってみないと顧問先に対しても意見できないなって思ったので、個人番号カードをたまたま作って先日できあがったんですね。
個人番号カード受取と同時に、電子証明書も使えるように、係の人と一緒にパソコンで設定したので、電子証明書の手続きは改めてしなくてもいいはず。
そして、日税連に聞いたところ「個人番号カードの電子証明書でも、税理士としての代理送信にお使い頂けます」とのこと。
個人番号カードを使えば、税理士用ICカードがなくても、税理士としての署名を付して顧問先の電子申告ができるということのようです。
(やった!)
さっそく対応するICカードリーダライタを購入。
ICカードリーダライタのドライバをインストールしたり「公的個人認証サービス」のソフトをダウンロードしたり・・・(あぁーめんどくさ)
そして「電子申告の達人」を立ち上げてみましたが、訳が分からず。
マニュアルやネットで調べまくる日々が続きました。
結局のところ、自分自身がまずは所得税の確定申告などが必要なので、税理士としてではなく、納税者・山口玉美としての申告を電子でやるためにも、利用者IDが必要。
しかし、電子申告の達人では代理人として顧問先のIDを取る手続きならできる、ということが判明。
(自分自身のIDを取ることはできない)
なので、自分自身のIDを取るために、国税庁のイータックスのHPにアクセス。
で「届出書の選択」というところで、個人用と税理士用とでボタンが違うんですね。
どっち押したらいいの?みたいな。
でもって、その作業をしたのが12/27で、すでにイータックスの業務が閉まっていたみたいで「サーバーエラーです」とか出てしまって、自分のPCがおかしいのかなと思って設定をアレコレ直したり・・・
(今思えば超ムダな作業でした)
諦めかけて1/4に今一度アクセスしたところ、画面が↓の様に変わったので、何だよイータックスのせいかよ~ブーブーってな感じでした(-.-;
業務停止しています、とかいうメッセージをせめて表示すべきと思いました、プンプン。
他のブログなど見たところ「税理士用のIDと納税者としてのID2つ必要」みたいに書いてあるページもあり、不安になったので、イータックスのヘルプデスクへTEL。
かなり丁寧でした。(下請けの人たちですかね?)
結局のところ、IDは一つで良いとのこと。
普通のIDにオプションで税理士の代理送信機能を付加する、といったイメージのようです。
そして、普通のID(納税者としてのID)はすぐ使えるけど、税理士の代理送信機能が付くまでには数日かかります、とのことでした。
申し込みは1回でOK!
自分の法定調書・合計表でも提出するかね~ということで、法定調書・合計表を電子化する手続きは簡単にできたのですが、いよいよ電子署名を付そうという段になり、署名付けるボタン押したところ・・・
なぜ、なぜに・・・(;;)
ICカードリーダライタのソフトをインストールし直したり、USBを差し直したりしたのですが、1/4にできなくて1/5になって同じ作業をしたところ、次の暗証番号を入力する画面が出てきました。
そして、無事に署名が完了しました。
ということは、要は「達人のせい」ということのようです。
ってか1/4付けでバージョンアッププログラム公開のお知らせが出てましたけど、あやしいーー!
(達人め~)
そして、昨日1/5一番で国税庁よりメールが届き、無事に代理送信機能が付きました。
さっそく顧問先と自分の夫の電子申告利用開始届を送信。
あっという間に利用者識別番号が付されました。
あぁーコレがやりたかったのよ!みたいな(涙)
とまぁーすったもんだありましたが、無事に電子申告できる体制になりました。
マイナンバーの本人確認書類(免許証などのコピー)を紙で添付するのが憚られるので電子申告を選ぶ人も増えていくのではないか?と踏んでおります。
短気な玉婆、当事務所の法定調書・合計表をすでに郵送提出してしまいましたとさ。
あと1日待てば、電子送信でピロロ~とできて切手代も浮いたのに、トホホ・・・