電力自由化の波が、皆様のご家庭にも押し寄せていることと存じます。
当事務所の顧問先でも、すでに自由化の波に乗って電気代の節約に無事成功されている方がいらっしゃるようでございます。
わが山口家にも、何度か電力自由化に伴う契約先変更の勧誘TEL・案内の書面などが届いておるところですが、、
今日は天下のT電力(以下、T電)から勧誘TELがかかってきました。
女性担当者「山口〇〇(夫)様の電気の契約につきましてのご連絡先は、こちらの携帯でよろしかったでしょうか?」
玉「はい、わたくし山口の家内です」
担当者「奥様の方でご契約についての事はお任せ頂いているとの認識でよろしいでしょうか?」
玉「はい、そうですね」
~その後、流暢な物言いで案内ガーしゃべる担当者なのであった。~
<会話の概要>
・山口家としては、夫がT電関係の部品製造に関わっていることもあり、電気については他社への移行は考えておりません。→お取引先なんですね!それはお世話になっております、ありがとうございますby担当者
・そうであれば(引き続きT電)、今使っているプランが古いタイプになっているので、新しいプランに切り替えて頂くだけで電気代がお得になる。→それは差し支えないので切り替えお願いします
・ガスについて、東京ガス→T電に契約切り替えすると、料金おまとめになり、少し割引になるプランがある
(個々の明細は毎月送るし検針日も変わらないとか)→へぇ~そうなんですね
・しかもガス機器(10年以内)の修理がT電だと税込み50万円まで無料とか!
東京ガスはサービス料取られるのに対し、これもT電の方がオトク→へぇ~そうなんですね
・契約変更は、2,3分でこのお電話でできます→あ、そうですか
と一通り説明聞いた後、こちらから質問をば。
Q1.電話で簡単に契約変更したとして、変更されちゃった東京ガスの方は大丈夫なんでしょうか?
A1.はい、東京ガスへの連絡は当社がいたしますので大丈夫です。
また、東京ガスと当社は協力関係にありますので、取引先を取られたとかいうのはないんですね。
料金プランについても、東京ガスに集約した方がオトクなお客様に関しましては、逆に東京ガスへの契約変更をお勧めしています。
Q2.ガス機器の故障があった場合は、東京ガスへ連絡するんでしょうか、それともT電に連絡するんでしょうか?
A2.はい、T電にご連絡頂くことになります。
(今までの連絡先とは変わる事になりますが)東京ガスの連絡先を諳んじている方はまずいらっしゃらないと思いますし、新しい連絡先をお配りいたしますのでどうぞご安心くださいませ。
↑諳んずる(そらんずる)って単語がとっさに出てくるあたり、ツワモノと思ふ
Q3.原発の損害賠償を国民に負担させるとか何とか言われていたと思うんですけども、もしも東京ガスをT電にしたら、将来ガス代にもその負担が乗ってきてしまうんでしょうか?
また、電気代について、T電だけにその負担が乗っかるんでしょうか?
A3.特に負担というのは今のところないのでご安心ください。
また、他の会社の方が安いなと思った場合、いつでも他の会社に切り替えて頂いてかまいませんし、それが自由化ということですから、どうぞご安心ください。
玉「分かりました。そうしましたら契約変更でお願いします」
担当者「ありがとうございます。そうしましたら、お客様のガス料金のプランを確認させて頂きたいのですが、ガス料金の明細はお持ちでしょうか?」
てか今事務所なんで。。事務所の明細しかないッス(-.-;この時間にTEL出てるので専業主婦と思われてる可能性高し
でも家に帰ればあります~とかいうのもめんどくさかったので
玉「んー。。ないですね・・・」
担当者「電気代の明細は取ってあるけどガスは取ってないという方も多いんですよね~(笑)」賢明なフォロー
「分かりました。では、確認したいのですが、床暖房はお使いですか?」
玉「はい床暖房使ってます」
担当者「あ、そうですか。電気の床暖房でしょうか?」
玉「いえ、ガスですね多分。」
「たしか、エコジョーズとかなんとかいうプランだったと思います」←エコジョーズは給湯器で、床暖は関係ないらしい
~その後、本当にガスの床暖なのか確認する質疑応答がいくつか続いたのだが、床暖がガスと分かって以降、明らかに空気変わるのを感じた玉婆であった。~
結論:床暖房がガスなら、今まで通りガスは東京ガスのままが有利
とのことでした。ズル~ッ⤵ズッコケ
この時間返して下さいホトトギス
通話時間 19分
むすび
説明がとても上手な方で、気持ちよく契約変更に進むところでしたが、最後の最後でどんでん返し来ましたね~(^^;
何がオトクなのかは、その人それぞれの状況によって異なる
ということのようですので、まずはその状況を確認することが必要でした。
税理士として自分の身に置き換えてみれば・・・
たとえば有利な税制や、こうすれば良いよねって思うことがあったとしても、それは納税者であるお客様の状況(所得や事業規模、資産の種類、ご家族構成etc.)によって適用できるか?または適用すべきなのか?
また、税金が安くなるという理由だけでの判断が望ましくくない場面もあり。
それらの土台をまずは確認し、聞き取り判断してからご案内する、という手順、分かっちゃいるけど反省して再度肝に銘じたいと思いますm(__)m