Tama Tax Tokyo はてな支店<開業税理士の玉婆が熱く語るページ>

山口玉美税理士事務所Tama Tax Tokyoのブログ支店です。

FAQよくある質問・相続税の申告は自分でもできますか?

明日、今月2件目の相続税申告書を提出する予定でして「相続の秋」となっている玉婆です。

 

Q.相続税の申告って絶対税理士に頼まないとムリなんですか?

 私はそれなりに知識があるので、自分で申告しようと思ってますが・・・

 また、Tama Tax Tokyoで相続税申告を頼んだ場合の料金体制について教えて下さい。

 

A.山口としては、ご自身でご申告されることも決してムリではないと思いますが(もちろん別に山口でなくても良いのですが)税理士に頼んだ方が良いケースが多いかもしれません。

これは色々と意見が分かれるところと思いますが・・・

もしも税務調査に来て重加算税取られた暁には、相続税申告料なんて軽く吹っ飛んじゃうケースも多々あるでしょうからね~。

 

結論としましては「税額に響くかどうか?」「ちゃんと押さえるべきところを押さえてあるか?」ではないでしょうか?

それは相続税に限らず、毎年の所得税の確定申告についても、そうですよね~。

毎年、保険医協会さんの個別相談を承っておりますが、本当に非の打ち所がない申告書を作成できる方もいらっしゃいます。

なので、そういった方についてまで絶対に税理士付けないとダメ、とか言うつもりはなくてですね。

 

ちなみに、まずは国税庁の方でご協力事項となっている相続税申告のためのチェックシート」をご参照頂くと良いかなと思います。

これ見ただけでオェーとなってしまった場合には、税理士探しの旅へGo!が良いと思います。

https://www.nta.go.jp/shiraberu/ippanjoho/pamph/sozoku/checksheet2015/pdf/28-01.pdf

 

このチェックシートを提出しているとしていないでは、税務署側の印象はやはり違うものと聞いております。(ちなみにTama Tax Tokyoでは、このチェックシートを申告書とともに提出しています)

 

しかしながら、今日も相続税の師匠 (と自分が勝手に呼んでいるスゴイ方)に申告書のチェックをしていただきましたが、やはり奥深いですね~。

そして、税額も大きいというのもあるんですが、プロでない方が申告するならば、まずモレがどこかに生じてしまう可能性が大きいのは否めないと思いますし、逆に細かくやろうと思えばどこまでも細かくキリがないですので、手加減というのも必要でして、その辺も経験がある程度ないと加減を誤ってしまうことになりかねないと思います。

その辺は、後日「広大地の評価」などブログに記載しようかなと思っています。

 

また、逆に「こうすればもっと評価が下がるのにな~」と思う所を逃してしまった結果、払わなくていい税金を払ってしまうケースというのも起きやすいかもしれません(何ともったいない)

「更正の請求」という手続きも後からできますが、そこで課税庁側とのやり取りが生じることになり、還付を受けるまでの過程が

♪君の行く道は~果てしなく遠い~♪(若者たち のメロディーが頭を駆けめぐる)

といった次第でございます。

 

相続人が「もう適当で良いから」とおっしゃったとしても、税理士としての責任があり「あの税理士の申告書はいい加減だ」「あの税理士は分かってないな」というレッテルを一旦貼られてしまおうものなら、今後ほかのお客様に差し支えるやも知れぬ、といった危機感がありますゆえ、色々と聞かれたくない部分を聞いてしまうことがあるかもしれません。なにとぞご理解頂ければ幸いです。

 

ご依頼者の意向を尊重したいのはやまやまですが「そんなことまで聞くの?」とかいうことも出てきてしまいますし「そこまでやらなきゃいけないの?」と実際お客様に言われたこともあります。

 

えてして税額に影響云々だけではなく、確認しなくてはならない事項や「んーこれどうやったらいいのかな?」という事が沢山ありすぎるんですね~。

そして、法人税とかとまったく違う概念も必要ですし、どんなに経験を積み重ねたとしても一件一件本当に違うことが絶対起きるので、相続をやればやるほど難しいものだな、と感じてしまう次第でございます。

(未熟モノですみません)

 

当事務所の相続税申告の料金体系については、特別たいした秘密もなく

課税財産(生命保険金・生前贈与含む)×0.5%+相続人の数×10万円

としております。 

ただ、それを安いと思うか高いと思うか決めるのは納税者の方ですので、他と比べてどうとかはあまり考えるつもりはないんですね。

資産税専門事務所を始め、もっと経験ノウハウがある事務所は当然沢山あると思いますし、もっと安く申告を請け負う事務所も当然に沢山あると思います。

 

そして今のところ、人としてのつながりでご依頼頂くケースだけです(そしてなぜか結構複雑なことに巻き込まれる事が多い?!)ので、相続が始まってから税理士を探すというケースや、流れ作業的な部分が多いケースですと、専門的な事務所の方が得意とされていると思います。

山口としましては、相続税については、争族対策、納税対策(←税制が改正されてから、特にコレが切実に感じます)などの生前相続対策が何より重要だと思っており・・・

人生の一部をお預かりするというつもりで、一緒に対策を考えご提案させていただくということに使命感を感じております。

そして、その延長上に相続税のご申告があるものと感じております。

もちろん、申告のご依頼を頂いた際には、責任を持って、正しく、かつ、できるだけ納める税額が少なくなり、相続人の方が後悔されないように最大限の努力することを心がけております

 

ちなみに遺言に詳しい司法書士さんや、相続専門の弁護士さん、不動産鑑定士さんなども連携させて頂いておりますので、ご相談についてはお力になれるのではないかと自負しております。(←自分の力というよりも他の人の力です、ハイ)