Tama Tax Tokyo はてな支店<開業税理士の玉婆が熱く語るページ>

山口玉美税理士事務所Tama Tax Tokyoのブログ支店です。

税法学原論・北野弘久先生のお墓参り・掬水亭(多摩湖/中華)

 6/17(土)「税法学原論」著者である、北野弘久先生のお墓参り&偲ぶ会に参加してまいりました。ちょうど命日とのことでした。

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税法学原論との出会いは、東京青税の合格祝賀会の時に、会員の先輩から「税法学原論は勉強した方がいい」と言われたのがきっかけでした。

その時は業務多忙ということもあり、東京青税の税法学原論研究会になかなか参加できなかったんですが・・・

 

前事務所に日大法学部出身&北野先生の門下生の人が何人かいるということもあり、事務所で税法学原論学習会を開いたことがあったんですね。

税理士は強制参加ということで、玉婆も参加したのですが。

内容がむずかしすぎて、試験合格者の玉婆にはこういった学問的なことはさっぱり理解できなかった次第でございます。

さらには、間違えた発言をしてしまい、北野門下生の税理士からバカにされたワケなんですね(ToT)

今思えば、それはそれで一つの意見で、絶対的な正解不正解というものはなかったのかもしれませんが、非常にショックでした。

 

たまたまその直後、東京青税の先輩から「研究部を手伝わないか?」とのアクションがあり、ぢぐじょーという気持ちも相まって税法学原論研究会に参加するようになったんですね~。

(バカにしてくれた税理士には感謝!ですね)

 

それ依頼、毎年1回チューターをやらせていただいている次第でございます。

税法学(?といっていいのか)については、他に、金子宏先生の「租税法」が有名ですね。 

一応持ってはいるんですけども・・・(本棚の肥やしになっている状態)

税法学原論vs租税法。この2つが対比的に語られることが多い気がします。

租税法〈第22版〉 (法律学講座双書)

租税法〈第22版〉 (法律学講座双書)

 

 東京青税では、2年で1クール「税法学原論」を回しており、第一回は北野先生じきじきに講義してくださることになっており、玉婆も北野先生がお亡くなりになる前の最後の講義に1回だけ、参加することができました。

その際頂いたサインです。

もう8年近く経つんですね~(旧姓だし)

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この税法学原論は第6版になり、北野先生ご本人が書いた最後の版になります。

税法学原論

税法学原論

 

そして、北野先生に近い方たちが練り直し改訂された、第7版が最近出版されました。

税法学原論 第7版

税法学原論 第7版

 

5月の税法学原論研究会にて、玉婆がチューターをさせて頂いたのですが、第7版をこの時点でまだ購入してなかったので、第6版を読んでレジメを作成しました。 

言い訳しますと、amazonよりも東京青税で買うと少し割引になるため、次青税に行ったら買おうと思ってた次第なんですね(^^;f:id:tamabar:20170623173334j:image

そして、税務職員の守秘義務にて、国家公務員法で3万円以下の罰金、所得税法でも3万円以下の罰金と記載してしまいましたが、第7版を見たところ、かなり改正されていて、国家公務員法50万円、国税通則法100万円に。。。(ドワー汗)

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また、縦が横になって読みやすくなったとか、逆に読みにくくなったとか意見があるようです。

しかしながら、中身が難しいことには変わりなかったです(^^;

(本当に日本語かと思ふ)

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 そして、第7版の改訂をされた小池幸造先生(元静岡大学教授)・松岡基子先生の提案により、東京青税の有志で北野先生のお墓参りをすることになりました。

 

所沢からタクシーで10分程度「秋津ふれあいパーク」

お墓とすぐに思わせない、明るいネーミングです。

そして、イングランドの庭園を想像させるかのような素敵なお庭でした。

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墓石も、それらしくない可愛いのやらオシャレなのやらあり、北野先生のお墓はこんな感じでした。お花を飾って、とても華やいでいました。

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一人ずつお参り。それぞれに北野先生との想い出を浮かべていたことでしょう。

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 お参りが済んだ後は、迎えに来ていたマイクロバスに乗り込み、多摩湖畔の「掬水亭」(キクスイテイ)へ。 

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 団体の利用が多いようです。予約必須ですね。

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 北野先生が講義されていた写真を懐かしく眺めました。

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 小池先生のご挨拶。青税の研究会でいつもオブザーバーをしてくださっており、税法学原論を後世に伝えてゆきたいとのお言葉でした。

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 多摩湖を眺めながら・・・

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 お座敷での中華。話が白熱してきてほとんど料理の写真を撮ってませんが・・・

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 クラゲの前菜がここまで高級になるとはスゴイです。

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 最後に皆で記念撮影して終了いたしました。

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 税法学原論の内容は、税理士試験には直接出てこないですが、税法の根本的な考え方、憲法行政法とのつながりもあり、納税者を守る税理士であるために欠かせない論点が沢山詰まってると思います。

これからも税法学原論を学ぶ人が増えることを願っておりますし、玉婆自身もまだまだ初心者の範囲でありますので、さらに勉強を進めたいと思っております。

住民税特別徴収其の弐~白紙納付書・M&Aの特別徴収切り替え

今年から東京都も個人住民税が基本、強制的に特別徴収、すなわち給与天引きになったというお話を前回書きました。

 

ブログを見て下さった方から「よく普通徴収にできたねぇー」とのお言葉頂きましたm(__)m

 

そして、給与計算も佳境に入り、第一回目の納期限が7/10に迫っている所でございます。

正直な所、当事務所Tama Tax Tokyoにおきましては、自社で給与計算できる顧問先・前事務所の給与専門部が外注でやってくださっている顧問先が大半占めているので、この1月の給与支払報告書は比較的ラクでした。

白紙納付書

ところが、ありがたいことに、新しい顧問先が増えてくるにしたがって、当方で住民税の管理をすべき所が増えてまいりました(^^;

そして、今回、とある市区町村から届いた納付書をそのままお送り頂いたのですが・・・

「白紙」(゜o゜)(サー青ざめる)

いやいや、フツー納税額書いてあるでしょう、と一人でツッコミ入れつつ。

一年分、こちらで記入するの嫌じゃぁーーーー(TT)

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すかさず、♪プルル~

玉「あのぉー。納税額が印字されてないんですけど」

市区町村「はい。納税額が途中で退社とかで変わることもあるので、訂正頂くのが不便だと思いましたので

玉「あの、同族会社で社員が全員ご家族なの、名前見て分かりますよね。

  頻繁に入退社とか想定してないんで。

  印字したの送って頂けますかねぇ?」

市区町村「今からですと・・・(云々)」

玉「いやいや、特別徴収の強制的な義務化によって、どれだけ事務量が増えてることか。今回はたまたま全員が同じ市内でしたけども、こちらの市区町村だけでない場合もあるワケですし、全部に納税額を手書きするのはムリです!!!

市区町村「分かりました。

まず半年分の印字した納付書をお送りいたします。コンビニのバーコードが付いているので、納付期限を過ぎるとその納付書でお納めいただくことができなくなりますが、よろしいでしょうか?」

玉「いやいや、フツー納期限内にお納め頂くことが前提ですので、まず大丈夫と思いますよ」

市区町村「分かりました。くれぐれも納期限内にお納め頂くよう、お願いいたします」

 

という訳で、印字した納付書を発行してくれたんですけども。

納期限内に納めるために、つまり適正な納税を行うためには、その事務処理をスムーズ・効率化する必要があって、印字をお願いしているワケでございます。

 

起こるリスクを想定してくれてるのは良いことかもしれませんが、起こる確率が極めて低いものについては、想定しない方が効率的である、ということをご理解頂きたかったです。

M&Aの特別徴収切り替え

別件で、M&Aにより従業員も引き継いだ顧問先の従業員さんから「旧事業所では特別徴収だったので、今まで通り特別徴収でお願いしたい」旨のご依頼を承りました。

 

M&Aの場合については、(1)旧事業所を退社/普通徴収に切り替え→(2)新事業所に入社/特別徴収に切り替え

という2つの手続きが生じますね。

旧事業所については、他人ということもあり、すでにサクサクと(1)普通徴収への切り替えを手続きされていたようです。

 

なので、(2)の特別徴収への切り替えを玉婆の方で手続きするのですが、市区町村に確認したところでは、M&Aの場合、旧事業所&新事業所で1枚(1回)の申請書での手続きが可能とのことでした。

もう手続きが済んでしまったので、今回は原則的な処理を行うまでなのですが、その様な手続きもできるんだな、ということで、市区町村としてもその方がスムーズと思いますので、今後は譲渡契約の話し合いの段階でその旨を組み込むべく、備忘記録しておきます。

 

そして、6/30の普通徴収の第一期納期限が迫っており、6月の給与計算も終わってしまった、と。

そして、6月の特別徴収に間に合わせる事は市区町村としても困難なのですが、6/30までに特別徴収に切替申請が受理されれば、6/30納期限の普通徴収分は納めずに、特別徴収の7月~5月の11ヶ月分に乗せてくれるということですね。

 

12ヶ月で按分すべきものを11ヶ月で按分ですので、月々の天引きされる金額は増えますけども、自分で4分割で納めるよりは、ぐっと負担感が減ってくれると良いかなと思います。

 

それにしても、一年のトータルの住民税額は変わらないのに、特別徴収ですと負担感が少なく感じるのは否めないですねぇ。

税理士の立場から見て、納税者にとって心理的に負担が少なくなってくれるのは嬉しいことですが、知らないうちに税金を納めているという感覚が定着してしまうならば残念に思います。

 

今回、税理士会の定期総会での発言があったように、住民税特別徴収税額決定通知書の誤発送によりマイナンバーが漏洩してしまったという事故が起きています。

今後、マイナンバーの使途が広がることが予想されますし、税金に限らず、興味を持って頂き、市民の声を反映させた慎重な議論が進むことを願っております。

 

議会は多数決の原理で可決されてしまうことも多々ありますが、消費税増税が延期になったように、世論というのはやはりそれなりの力を持っている。

そう信じたい次第でございます。

 

東京税理士会第61回定期総会

昨日、東京税理士会第61回定期総会&懇親会in京王プラザホテルに出席し、無事に(?)質問してまいりました。

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玉婆自身は、税理士会の定期総会に参加するのは初めてでした。

 前事務所でも積極的に参加するのはいいことだ、みたいな感じでしたが・・・

実状としまして、出席議決数が定期総会開始時に240(後で段々増えてきて343に)、委任状の数が13,528とかいう感じですので、現場での仕事優先に動いている税理士さんについては委任状出しておしまい、という感じと思いますし、玉婆自身も正直、自分が定期総会に出席することになるとは思ってもみませんで、すでに委任状をサクサクと郵便ポストに投函した次第でございます。

まぁーどのみち、当日出席者も委任状は出さないといけなくて、当日受付をする際に、委任状を取り消して出席の手続きをするような仕組みになっているようですが。

 

なぜ、今回出席することになったかと言いますと、東京青年税理士連盟<青税>の税制調査部長になってしまったから(?!)なんですね~(^^;

 

そして、昨日、東京青税の鈴木会長・高橋副会長・戸塚総務部長・野田制度部長・海老名税制調査部副部長・そして玉婆の6名というメンバーで、12:00に現地集合。

ホテルのカレーが2,000円とか高いんだよね~と聞いてましたが、玉婆が到着した時点ですでに真剣な打ち合わせモードに入っており、ランチどころではないぞ、という感じで・・・

定時総会が終わった後の懇親会できっと美味しいもの食べられるよね、と信じて臨みました。

 

 

 東京青税は、納税者を守るためのより良い税制・税理士制度の発展に向けて活動しているワケですが、他の税理士団体がいくつかある中でも、特に「税制改正に関する意見書」を提出していますし、税理士試験合格者が主体の団体ということで、税理士試験を含めた制度問題について、積極的に切り込んでいっている所が強みだと思います。

(宣伝っぽい言い方になってしまいましたが実際そうです、ハイ)

 

そして今回、税制調査部長を承ったので、微力ながらその伝統を受け継いていかなければならないワケです(超プレッシャー)

 

6/8に青税事務局にて「議案書検討会」を行い、定期総会で発言する内容を議論しました。

限られた時間の中ですので、挙手したからといって指名されなければ発言できないワケで、どの内容を優先するかですね・・・

集まって最初はなかなか思いつかなかったですが、いくつか案が出てくるうちに芋ずる式にどんどん出てくるんですね~不思議と。

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でもって、結局のところ言い出しっぺが書くことになるワケですが、玉婆は自分で発言した「仮想通貨の税制上の取扱い」と「電子申告・電子納税」についての要望が担当となりました。

 

 でもって、↓がまとめたもの。

仮想通貨(ビットコインetc.)の売り買いについては、消費税が7/1から非課税取引へと改正されます。

今まではモノとしての扱いだったのが、支払手段としての現実性を帯びてきているのに従い、消費税法上も取扱いを変更した、ということですね。

しかし、所得税をはじめとする、他の税目では取扱いがまだ整備されていないのが現状です。

大手金融機関が仮想通貨市場に本格的に乗り込んでくることが予想される中で、通常の貨幣に換金し、価値の上昇による所得が顕在化した際の所得区分(為替差益のような雑所得なのか、株式のような投資商品であれば譲渡所得という考えもあるでしょう)など、税制上の取扱いが早急に議論なされるべきではないか、と思いました。(←当日発言しました)

 

電子申告イータックスについては、決算書や内訳書の電子書式が決まっており、変換に手間がかかるなど使い勝手が悪いのが、法人税の申告において電子申告の導入を妨げている原因となっています。

もっと簡単にPDFとかで送れるようになれば、イータックスのさらなる普及につながるのでは?ということですね。

東京税理士会支部長と東京国税局での連絡会にて要望を昨年に出しているそうですが、ココは一つ確実にお願いしたい、ということで要望事項に掲げることに。(←当日発言しました)

 

電子納税については、住民税の特別徴収が義務化されて、事業者の負担がかなり増していますので「ペイジ―」など、納税者が気軽にその場でネット決済できるような仕組みにして欲しい、ということですね。(←ここは当日発言せずに終わりました)

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 しかしながら、13:30開場と同時に中に入ると、非常に厳かな雰囲気・・・

マイクの近くに陣取って座ったワケですが、大御所の先生方が多数いらっしゃいますし、国税局や他の税理士会などの来賓も来るワケで、そんな中で発言するというのは、非常に勇気のいることだと思います(-。-;f:id:tamabar:20170615130512j:image

そして、開会。

第1号議案「平成28年度事業報告承認の件」第2号議案「平成28年度予算承認の件」が続けて報告された後、審議をお願いします、という言葉の後で議長が

「質問ある方、挙手をお願いいたします」というのと同時に

最初に鈴木会長一人が挙手をし、指名を受けて国税通則法改正/国税犯則取締法、納税者権利憲章についての質疑。

スマートな身のこなし、ポイントを押さえた説明。さすが会長です。

 

青税としては優先順位が決まっていて、鈴木会長以下は、のこり全員で指名された順に優先順位に従って質問するという流れになっておりました。

(1)国税通則法・納税者権利憲章(鈴木会長が提案し、当日予定通りに発言)

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(2)税理士法改正・税理士試験制度

(3)住民税特別徴収の税額決定通知書について、自治体の誤配送によりマイナンバーが漏洩した件についての対応

(4)仮想通貨・電子申告&電子納税

(5)人的控除・消費税の単一税率維持・インヴォイス制度反対

玉婆の提案は4番目でしたが、先に指名された場合は自分が当初提案したのではない事項について発言しなくてはならないため、議案が報告されている間、一生懸命他の人の提案事項を頭に叩き込もうとしてました。

 

しかしながら、なかなか指名されないんですね・・・・

他の人が税理士試験制度について発言した後に、すかさず高橋副会長が

「関連!」

と手をサッと上げ、みごと指名されました。

(なるほど、そういう作法があるのか~)

応答に対し毅然とした態度で要望事項を発言、すごいなー慣れてるなーと思いました。

 

そんな中、次がまたなかなか指してもらえないんですが。

というか青税の集団が議長から見て左側に固まっているのが見え見えで「左側ばかり指名しているので・・・」という感じで、あえて外されている感あり。

 

その後、税経新人会の井上会長が挙手&指名されて、ちょうど(3)の住民税特別徴収についての発言をされました。

これがまた、詳細な内容を吟味されたうえでの発言でした。

玉婆がもし指名されていたらこんなに詳しいこと言えなかったので、(3)については井上会長に当たって良かったです。

 

というワケで、たまたま自分自身で書いた(4)の「仮想通貨&電子申告・納税」について発言するチャンスが回ってまいりました。

やはり、書いた本人自身が質問するのでないと、棒読みになってしまう可能性があるかなと思いましたので、ちょっとホッとしました。

しかし、第2号議案の時点では指名されずに終了・・・⤵

 

ちなみに、その他の質問事項は

共謀罪について

・租税教室のギャラが低すぎる、人員不足

などでした。

 

次の第5号議案「平成29年度事業計画承認の件」の後に、また質問するチャンスがありますよね?と隣の戸塚総務部長に確認。

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発言が終わるまで、緊張感が続くんですね~。

お腹が空いたのと緊張で胃が痛くなってきて、ワケが分からない状態に陥っておりました。

 

 そして、別館売却の件などが審議され、最後に第5号議案・第6号議案が続けて報告された後、再び質問タイムになりました。

 

またもや、挙手し続けているのに、まったく指される気配がない。

というか明らかに、あえて外されている感が・・・

「どこの馬の骨かも分からないペーペー会員だから?」「女性だから?」とか思いつつ、心折れそうになりました(;;)

 

しかし「最後にお一人」と言われた後。

ナント、玉婆が指名されましたぁーー!!(まぢですか~)

思わず、やった!とガッツポーズしながら立ち上がり・・・

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(↑6/16青税会員さんから写真頂きましたので追加しました。ありがとうございます)

いやぁー、緊張して何話したのか覚えてないです、ハイ(^^;

 

そして来賓の挨拶・理事の紹介などあり、総会は無事に可決終了いたしました。

 

懇親会では、小池都知事がお見えになり、来賓あいさつ。

考えてみれば都庁から京王プラザホテルは目と鼻の先ですけども、サプライズでした。

地方税の電子申告にご協力の御礼、開業する人が元気な東京にしたい、東京オリンピックでメダルを作るために携帯電話を2,000万個集めたい(←ココ一番強い主張)などのお話があり「豊洲」という言葉は一つも出なかったです。

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 その他の来賓のお言葉もあり、乾杯のビールまでの時間がどれほど長く感じられたことか・・・

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「寿司取りに行こう、寿司!」とか言ってるまもなく、神田支部長の堀子先生がお声かけ下さいました。

「神田支部から発言してくれて嬉しかったよ~」とありがたいお言葉頂き、涙ちょちょ切れでございます(;;)

青税みんなで議長の脇坂先生のところにも挨拶。

お優しそうな雰囲気の先生で、嫌われてるから指名しなかったワケじゃなさそうだったので良かったです。

もしかしたら、最後に玉婆を指名しようと思って取っておいてくれたのかもしれません(?!)

 

その他、「顔が怖いから指名されなかったんじゃないのぉ?」とか「最後まで諦めないで手挙げ続けて良かったね」「いやー仮想通貨は変化球だったね~」とか言われましたが「最後の質問良かったよ」と数名の先生からコメント頂き、あぁー思い切って発言して本当に良かった、と心から思いましたです。

 

懇親会の後は、近くの「三国一(さんごくいち)」で、青税の会長や東京税理士会の理事もされていた大先輩の菊池先生を交えて反省会。

菊池先生によると、以前に質問しようと思ったけど質問しないで終わったことがあり、数年間その後悔を引きずったよね~という思い出があるそうです。

 

発言したからには、自分自身も口だけじゃいけないワケでして、今後は税制改正の要望書作成に取り組んでいかなくてはいけないのですが・・・

ひとまず税制調査部長としての初仕事、ご報告まで申し上げますm(__)m

たかが届出、されど届出其の弐~法人設立届・青色申告承認申請書

法人設立届

長引いていた税務調査も終わりが見えてきて、4月決算法人の申告に取り掛かるところでございます。

先月、法人設立のご相談を頂き、お世話になっている司法書士さんから無事に設立登記が済んだ旨の連絡を頂いたので、税務上の法人設立に関する書類を作成して、税務署と都税事務所へ提出しました。

 

届出関係については、H29.4.1より国税の設立届等の添付書類が簡略化された旨の記事を書いたところであります・・・

tamabar.hatenablog.com

 でもって、今まで登記簿謄本を添付していたところ、今回は添付せず、定款のみ添付いたしました。

地方税についても同様に定款のみ添付したところ、先程都税事務所からTELが・・・

スタッフ「株式会社〇〇の設立の届出に不備があるって」

マジですかぁ~(私としたことが、トホホ)とか思ってTELに出ました。

 

玉「お電話代わりました、山口です。不備があったようですみません」

都税「登記簿謄本の添付がなかったのですが」

 

あぁーなんだ、といっちゃなんですが、そこ来たか~という感じで・・・

玉「4/1から国税において届出が簡略化されましたよね。法人の設立の届出については、登記簿謄本の添付がいらなくなったと思います。

なので、地方税についてもそれに準じて添付してません」

都税「でも、地方税においては今まで通り、必要なんですね~」

玉「地方税は基本、国税に準じているワケですから、国税の方で改正が入ったというところも準じて欲しいですね」

都税「それは、総務省に言って頂ければ・・・」

 

先日の「給与支払報告書」同様、設立の届出書類についても、目をつぶってもできるような仕事ですので、というと言い訳がましいのですが。

あえて都税のHPで確認するような事はなく、国税改正の際に地方税の改正についての確認を怠った玉婆が100%悪いのは事実で、そこは素直に反省すべき点でした、ハイ。

 

都税のHP見ますと、確かにしっかりと「都税では従来通り、添付が必要となりますので、ご注意ください」と書いてあります。

(グウの音も出ない・・・)

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しかしながら、当方の主張はハッキリ述べておいたほうが良いと思いましたので、意見させていただきました。

玉「でも、今国税庁のHPで、法人番号が公開されていますよね。

  それ見れば明らかに設立の事実内容が確認できますよね。

なので、国税の方も今回の改正に至ったと思うんですね。都税事務所さんの方でも当然に確認できると思いますが、それでも謄本必要なんですかね?」

都税事務所「そうですね~必要なんですね(^^)」

玉「んじゃ、何のために作った法人番号か、分からないですよね。

  まぁーこちらで言ってもしょうがないんでしょうけども」

都税事務所「そうですね~(^^)」(そうですね、を押し通す)

 

国税に準じてる→×、法人番号公開サイトで確認できる→×、とストレート負けで来て、最終ラウンドへ。

玉「登記情報は、定款のような内部でしか用意できない資料ではなく、第三者でもすぐに取れる情報ですよね。

  こちらから添付せずとも、そちらの方で登記情報を取り寄せれば済む話なのではないでしょうか?」

都税事務所「でも、添付いただきたいんですね~(^^)v」

 

口数少ない担当者でしたが、物腰が柔らかかったこともあり、ケンカというほどにはならず、最終ラウンドもあえなく負けに終わってしまった次第でございます。

(勝ち負けの問題ではないのですが、結果、謄本をFAXすることに・・・)

 

その様な場合にも、モノの言い方は非常に重要で、上から目線でなく、丁寧にお願いされれたので「仕方ないなぁ~」と思いつつ、素直にFAXしようと思いましたので、やはり人間同士のコミュニケーションといったところでしょうか?

 

傍で聞いていたスタッフ「電話切った後、アノヤローって向こうは思ってるね。でも確かに、法人番号が何のためにあるのか分からないね」とのコメントでございました。

 

青色申告承認申請書

ちなみに、法人設立の際に同時に提出する書類が結構多いのですが、注意すべきは「青色申告の承認申請書」

第一期の事業年度が設立後3ヶ月以内に終了する場合は、申請期限が最初の事業年度終了日までになるので注意です。

まぁ設立と同時に提出しておけばまず問題ないのですが。

玉婆、実は以前に失敗したことがあります(TT)

3月中に法人成りした法人で、3月決算。

第一期はまったく事業を行わずゼロ申告でしたので、実害はなく事なきを得ましたが・・・

 

実質的には第2期の4/1から法人としての事業開始なので、あえて手元で温めておいて、3/31に個人事業廃止の届出と同時に、青色申告承認申請書も4月に提出しました。

 

ところが後日、税務署からTELがあり

「第一期目の青色申告の承認は下りないんですよね」

「ですが、第二期目の青色申告の承認申請の期限が設立から3ヶ月以内になりますので、それまでに出し直ししていただければ、第二期からは青色になります」と・・・

 

第一期の申請書は却下になったので、その承認申請書をそのまま第二期の申請には流用していただけなくて、第二期でまた新たに申請書出してね、ということですね。

 

設立初年度は赤字になる法人も多いので、青色申告は欠かさず申請しておいたほうが良いですし、届出関係は消費税などもそうですが、本当に届出一枚で賠償責任が問われる事になりかねないので、やはり「たかが届出・されど届出」なのでございます。

 

青色申告については、法人では余程の事がない限り(期限後や無申告をやらかして取り消し処分とかにならない限り)まず青色申告法人と思いますし、決算において帳簿記入は必ずすることと思いますので、取り消しがない限り、デフォルトを青色にしてもいいんじゃないかな~と思う今日この頃であります。

亭主関白?の夫・金銭感覚ナッシングの妻

すがすがしい5月も終わり、梅雨が近づいてまいりました。

と同時に、6月は税理士会等の定時総会シーズンですねぇ。

ちなみに玉婆は6/3の東京青税の定時総会をもって、新執行部にて税制調査部長を務める運びとなりました。

税制調査部長のお仕事については、また追々語る機会があるかと思います。

(↓定時総会の基調講演、税理士の相談業務と災害時の役割についてのパネルディスカッション。研修1時間カウントされるそうです、バンザイ)

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そして、6/4はサポートセンター税理士団を務めさせていただいております、東京保険医協会の事務局の方がめでたくご結婚され、披露宴にお招きいただきました。

(↓会場のシェラトン横浜)新婦を大切にしてくれそうな旦那様で何よりでございます。

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 ちなみに話戻すと、玉婆は、6年前の6月に披露宴を上げたのですが(その前年の12月に入籍)ちょうどその年の定時総会をもって東京青税の経理部長を退任しました。

結婚してからは、税理士業界に理解のない夫ということもあり、しばらく部長職から離れておりました。(永遠に離れるかと思っておりました)

今回の部長職については正直なところ、かなり揉めた次第なんですが、見た目によらず亭主関白な山口家というか・・・

でも結局部長になったので、亭主関白ではないのか?!(^^;

要する今まで自分一人で決めていたことがこれからはそうでないということも出てくる、それが結婚。ということでしょうか?

 

うちの夫は、別に怒鳴ったりガミガミ言ったりすることはないのですが。

例えば・・・

ウェットスーツ(↓)とスキーウェアが年中一緒にぶら下げてある家って珍しいよね。 玉さんって、世界一”季節感のない女”だよね~

とか言うんですね。

まぁー要するに「片付けろや、ボケ」と言いたいとこなんでしょうけども(-.-;

 

でもって、このウェットスーツ、以前からどうにかして(処分して)って言い続けられてきたワケですが、実はオーダーメイドで7万円いくらかけて作ったというのに、一度も着ていないという次第でございます。。。

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 一度も着ていない理由というのは、かくかくしかじかあるんですけども、自分が車運転できないうえに夫がサーフィンやらないし、今後着る可能性は極めて低いということで・・・

そして昨日、顧問先のご家族の方で身長170cm以上ある女性の方がいらっしゃるということで、引き取って頂くことになりました\(^o^)/

一度も着なかったのは残念ですけども、ただぶら下げていてもしょうがないし、夫も部屋が片付いて清々してくれるかなと思います。

亭主関白?の夫・金銭感覚ナッシングの妻

一度も着ないウェットスーツに7万円もかけてしまった玉婆、本当に税理士なのかお前は~と我ながら問い詰める日々でございます・・・

 

しかしながら、ケチとか倹約家ではないのですが、先日、生まれて初めて電卓の電池を取替ました。

この電卓は現在、家での仕事や直行直帰の際に持ち歩いているサブ的な電卓なのですが、受験時代から使っているのでかれこれ10年ぐらいのお付き合いになるかと思います。

先日から、夜になると数字がかなり薄く見えづらい状況になっておりました。

ツインパワー(太陽電池とボタン?コイン?電池兼用)なのですが、電池が切れたんでしょうね。

2,000円もしなかったと思うし、まぁー消耗品ですので、もう廃棄かなーと思っておりました。

しかし、スタッフが暇そうだったので、電池を交換してもらったところ、一旦はクッキリ見えるようになりました。

後から考えると、それが昼間だったので、正しい判断ではなかったワケですね。

夜になるとまた見えづらい状態に・・・

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 夫に「この電卓もうダメかなぁ?電池取り替えたんだけど、数字が薄いままなんだよねー」

と言ったところ「ちょっと貸してみー」ということになり、渡して数分後

夫「直ったよ、ホレ」ということで、押してみたところ、蛍光灯の明かりでもクッキリと見えるようになりました!

 

これで電卓がまた長持ちしちゃうワケなんですが、電池を新しくしたにもかかわらず不具合の理由はなんだったの?と聞いたところ、電池の周りを取り巻く基盤に緑青(リョクショウ)が発生してたので、カリカリ掃除して電池を再び入れなおした、だそうです。

所得税法56条(同一生計親族に対する必要経費の特例)にのっとり、夫に対する修理代の支払いも生じないワケですが(?!)陰ながら支えてくれる夫には感謝してもし切れないぐらいでございます。

また、町工場での部品製造の技術が、税理士事務所の業務に役立ってくれたこと、とても嬉しく思いました。

 

今後うちの夫婦もどうなることか分からないですが、夫婦に限らず、家族、スタッフ、お客様、一緒に仕事してくれる人達、友達etc.人と人がうまくやっていくためには、まず感謝の気持ちを大切にすることなのかなと思いますし、自分一人でできることの限界を知ることと、自分にないものを持っている人達との出会いを大切にしてゆくことが大事かなと思っております。

内視鏡検査・鼻から〇〇・ピロリ菌

 先ほど、生まれて初めての内視鏡検査(胃カメラ)を受けてまいりました。

大事を取って顧問先訪問などは入れていないのですが、夜はバンド関係のお友達とシンセの先生のLive!に行くことになっており、お酒は飲めないものの、思ったより普通の状態に戻るのが早かったので一安心でございます。

 

顧問先の半分が医療系なので、内視鏡という言葉じたいは常々目や耳にしており。

最近の内視鏡は、昔よりだいぶ細くなって進んだよ、とか、こないだ初期のガンを発見して患者さんからものすごく喜ばれたよ、ということも聞いていたのですが・・・

 

内視鏡検査やった方がいいですよ~うちの先生上手なので本当に痛くないですから」と強くお勧めくださった顧問先があったにもかかわらず、怖かったので頑なに拒否しつづけた結果、44年間生まれて一度も内視鏡をやったことがないという状況に陥っておりました(^^;

(そん時やっときゃよかったのにねぇ~)

 

しかし、昨年の健康診断の時にピロリ菌検査が陽性ということが分かり、こりゃ除染しないとね~ということになりまして。

(母方が割とガン家系)

でもって、看護師さんのお友達と春スキーに行った時、内視鏡検査やらないとピロリ菌の薬が処方できないとかいう話をしてて。

「うちのクリニック内視鏡やってるよ、おいでよ!」とのお声かけを頂いて、ようやっと重い腰を上げる決意をした次第でございます。

 

口から内視鏡を受けた人は本当に苦しかったというし、鼻から受けた人は麻酔でほとんど寝てた、という人もいたりするので、いつかはやるとした場合でも、とりあえず「鼻から」は死守したいな~と思っておりましたので、鼻からだよ~と聞いて、まずは安心。

 

しかしながら、出産した人がよく「鼻からスイカが出るような痛さだった」とかいうし、玉婆自身も小さいころピーナッツを食べ過ぎた時になぜか鼻から丸ごとのピーナッツが出てきたことがあって、ムチャクチャ痛かったんですぅ(;;)

 

また、ショッキングなことが起きると

♪ピロリ~鼻から豆乳~♪

バッハ「トッカータとフーガ」のメロディが頭の中に流れるのですが

(しかもなぜ豆乳なのか良く分からず。地域によっては牛乳というところもあるらしい)→5/31気になったので調べたところ、嘉門達夫さんの替え歌「鼻から牛乳」に行き着きました。

youtu.be

とにかく「鼻から〇〇」っていう際、良い事が一つもないような気がします・・・

 

そして「ピロピロ鼻うがい」(鼻から塩水やうがい薬を吸って口から吐く)が風邪の予防に効く、とよく聞くのですが、鼻に水が入ってきた時の痛さが怖くてできないという状況でした。

 

でもって、5月GW明けに血液検査を受けて、その結果が出るころに予約入れて、今日内視鏡検査に行ってまいりました。

昨夜は20時までに食事を済ませてということで、普通に飲み食いして、今朝は絶食。

お水を9時半まで飲んで良いということで、一応言われたことはきちんと守りました。

(普通の人には当たり前のことなんですが・・・)

 

看護師のお友達から、前日に「前に受けた健診の結果持ってきてね~」とメッセージくれて。言われないと忘れる所だったので助かりました(感激の嵐ピュ~)

 

今朝は、鼻が少しでも通りやすくなるといいなと思い、鼻毛をカットしましたが、ちょうどかなり伸びてたのでタイミング良かったです(-.-;

検査の時もずっとお友達の看護師さんが付き添っててくれたので、安心感がありましたね~。

まず最初に、胃をキレイにする薬を飲む。

(マズイと言われていたけど、オェーとかまでは思わなかったです)

どっちの鼻がいい?と聞かれて「んー、左かな?」

その後、イスに座り、鼻の中に麻酔のゼリーが入りまーす、ということで、良く分からないうちにスポっと入っちゃったですが、あぁーついに来たか、この痛さという感じで、若干鼻の痛みがありました。

でもって、溶けてきたのが喉に垂れてきたの飲み込まないでティッシュに出してね、ということで、少しオエッとなりました。

 

その後、Dr.が白いストローのような管を「麻酔しますね~(また麻酔?)」という感じで入れていって、やはり「来たか、鼻!」という感じの痛さが少しありましたが、プールででんぐり返しした時と比べると、思ったほどでもなかったかなーと。

 

この細さなら耐えられるかも、と思ったけど、世の中そんなに甘くない様です。

Dr.「もう少し太いの入りますからね~(マヂっすか!)」

看護師さん「左向けに横になってね~右手でお腹を覆う様にしてティッシュ2、3枚持ってね。左手を腰の上に乗せて、捨てるティッシュ渡してね」

背中をさすりながら「この辺で少し痛くなります~」とか言ってくれるだけでも、突然痛くなるよりは気持ち的にだいぶ楽な感じがいたしました。

Dr.の腕前・慣れってのもあるんでしょうけども、看護師さんの役割が非常に重要だと感じましたね~。

 

そんなことで、ウォー食道に来たな~ってのがあって、余裕がなかったので玉婆はずっと目をつぶってましたが、きっと細いですねぇー。

体の中に物体が入っていくので、只事ではないとはいえ、やはり医学の進歩を感じました。

胃に到達して「空気入れまーす。げっぷ我慢してください」とか言われて、思ったよりオェーッと来る感じはなかったですね。

しかし、よだれのような感じで、唾液がガ~口から漏れてしまうのですが、それはしょうがないのでティッシュで押さえる感じですね。

あぁー寝たきりになるとこういう感じなんだな、というか、自分で自分がコントロールできない屈辱感はありました。

検査が終わるまでの間、今まで自分に起こった過去のツライことを片っ端から思い出そうとして「それと比べたら、胃カメラなんて全然大丈夫じゃね?」とか少し振り返ったりしましたけども、全部思い出せないうちに検査は終了しました(^^;

 むしろ、今日アルコールが飲めないことの方が、余程ツライです(;;)

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自分の胃の中というのを写真で初めて見ましたが・・・

ホルモン焼に出てくる何かに似てました。ヒラヒラの感じ。

(意外とキレイでした)

しかし胃カメラってスゴイ~と思いましたです、ハイ。

Dr.「ここに小さな赤い斑点があってね、初期のガンの可能性もあるんだけども

(マヂすか!ってか心の準備まったくできてない状態で結構アッサリ言われる)

ガンの場合には、もう少しデコボコしてることが多いんだよね。まぁ慢性胃炎だと思うんだけどね」とのこと。

とりあえず少し組織を取って検査に出すとのことですが、特に胃が痛いとか普段思ったことはほどんとないですし、健康しか取柄がないという感じですので、ガンでないことを願うばかりでございます。

その他の血液検査については、よくもまぁーこれだけ飲み食いしている割には大丈夫だよね、と思うほどの正常な範囲の数値でしたので、ひとまず安心いたしました。

 

その後、ピロリ菌の検査。

尿素の入っている錠剤を飲んだり、袋の中に息を詰め込んだりして終了。

また2週間後にクリニックに行くことになりました。

なかなかピロリ菌退治までには長い道のりの様です。

(つづく)

当事務所の5月について・個人住民税の特別徴収強制について

当事務所の5月について

 

ちまたでは3月決算法人の申告が佳境に入っている頃でしょうか。

玉婆の今月は税務調査2件の対応、M&A、当事務所の補助金申請書類、税法学原論研究会のレジメ作り、相続、新会社設立など。

それらについては、別途ご報告できる機会があれば幸いです。

 

勤務時代は、デカい3月決算法人→6月延長だったため、5月は2,3件しかもともとなかったんですけども。

普通の会計事務所(?)並みに決算件数があったなら、とても今の業務はこなせなかったですねぇー。

すでに臨場調査を終えた税務調査について、先日調査官から「もう1日追加お願いします、来週中に」と連絡が来たときに

「5月が会計事務所にとってどういう時期かって分かってますよね?!」

とタンカ切りましたが・・・

玉婆自身は5月申告0件でございました(-.-;

しかし、自分が決算で忙しいとは一言も言っておりません。実際にその週は予定入っていましたし、納税者側の都合もあり、急には無理なんです、ハイ。

(虚無の発言をしたワケでないことをご理解いただきたい) 

個人住民税の特別徴収強制について

そんな中、個人住民税の特別徴収(給与天引き)の納税通知書が届いたよ~とチラホラ顧問先からお知らせ頂いております。

 

個人住民税については、少人数の事業所や人の出入りの多い事業所については、自分で住民税を納める「普通徴収」としているところも多かったと思います。

だいたい会計事務所には「普通徴収希望」というハンコが常備されており、赤スタンプで押して、給与支払報告書を提出していました。

何も書かなければ「特別徴収」として取り扱われますので、スタンプし忘れるとエライことになってしまいますので、入念にチェックしてから送付することを心掛けてまいりました。

 

昨今、給与計算ソフト上で普通徴収、特別徴収にチェックを入れる感じになっており、給与支払い報告書の備考欄に「普通徴収」「特別徴収」など、自動的に記載されるようにできており、赤スタンプは、ほぼ化石化しつつあります。

(当事務所では赤スタンプ作ってないですし)

しかしながら、市区町村の方で見過ごしたりするケースもあり、勝手に特別徴収になってたりすることもあったので、怖い~と思い、摘要欄の記載に蛍光ペンでマークしたり、総括表にも赤スタンプ押したりして強烈に「普通徴収希望」をアピールしておりました。

 

それとは裏腹に、平成28年からほとんどの自治体で特別徴収が強制とされ、東京都は平成29年から特別徴収が強制とされ、不便を感じている事業主も多い事と察します。

 

実際のところ、東京都下の複数の市区町村では、数年前からすでに強制的に特別徴収にされたところもありましたね~。

そして、今回の強制化に伴い、会計事務所として、また税務担当者によって、給与支払報告書をどう提出したかというのも、まちまちだったんじゃないかな~と推測します。

(1)強制化なんだからしょうがない。はじめから特別徴収で出す。

(2)とりあえず普通徴収で出す。

(3)摘要欄には何も記載せず、市区町村の判断に委ねる。

など・・・

総括表(一番上に添付する、表紙のようなもの)の書式も、市区町村から送られてくるものは、普通徴収と特別徴収の人数内訳を書かなくてはいけなかったりするんですけども、給与計算ソフトや法定調書作成ソフトから印刷する総括表には、その内訳欄がないものもあるので(自分のは実際そうでした。しかし最近のは内訳欄あり)、あえて何も書かないといった判断もあるかなと思います。

 

顧問先に特別徴収が初期値であり、かつ強制化されてしまうことを説明したうえで、顧問先の意見を聞くワケですが「それだったら特別徴収でいいです」というところもありましたし「できれば普通徴収で提出して欲しい」というところもありましたので、できるだけご希望に沿って提出しております。

 

普通徴収希望で出したとしても特別徴収になってしまった場合の対応もまた、まちまちかと思います。

事業者じたいは特別徴収強制化を理解しているとしても、従業員自身が「なんで?!」となり、クレームになる場合もあるワケですね・・・

普通徴収を継続できる”特別な理由”に該当しないようなケースについては(1)強制化になる旨(2)それでも普通徴収を希望されるという場合には、個別にお問合せください。でも普通徴収になるとは限らないのでご理解ください。 といった文書を作成した事業所もありました。

 

そんな中、従業員1名にも関わらず特別徴収の通知が来てしまった事業所があり。

(2名以下なら当面普通徴収OKとか、少人数の場合には猶予がある自治体が多いと思います。ただし承認されればですが)

「あぁーついに来てしまったか」といった感じでした。

そこで自分が問い合わせると「税理士なのに法律分かってないんですかぁ~?」みたいな状況になることが予想されたので、今回、事業主さんからお願いしてもらった方が普通徴収にできる確率が高いかなと思い、直々に問い合わせをお願いしました。

 

ところが、その判断が思わぬ方向に・・・

市区町村の担当者が、事業主さんに対して言った内容が

「給与支払報告書の摘要欄に、普通徴収希望と書いてなかったので特別徴収にしました。書いてあれば普通徴収になったのに」だったそうです。

 

これって「会計事務所が普通徴収希望と記載していなかったのが悪い」といった様な言い方ですね。

いやぁー普通徴収希望と書いてあるハズだし、とりあえずそれでチャレンジしましょうという事でご理解いただいているハズで。

自分が作ったのがどういう状況になっていたかソフトを立ち上げて見てみたところ。

摘要欄に「普通徴収希望(従業員少数のため)」と記載がしてありました。

希望、とは書いてませんでした。しかし業界的には希望という意味で読みます。

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事業主さんに市区町村のTEL番号を聞き、プルル~♪

市区町村「確かに、摘要欄に記載がしてありますね・・・

  昨日事業主に説明した担当者が電話中ですので確認して折り返します」

 

その後、しばらくして折り返しTELが入りました。

市区町村「普通徴収に切り替える旨の”理由書の添付がなかった”ので特別徴収にしました」(そこかよ・・・と思う)

玉「確かに、理由書を添付しなかったのは申し訳なかったです。

  しかし、実務上は1事業所だけでも何十か所も提出しなくてはならないといったところもあるしソフトから印刷して統一した書式で出てくるので、いちいち市区町村が独自に用意した書式は使ってられないんですよ。

だからこそ、摘要欄に明らかに理由も記載しているワケで、それみればフツウ判断できますよね。

理由”書”の添付がなかっただけで勝手に特別徴収にしてしまうというのはあまりにも杓子定規すぎるし、会計事務所の連絡先も記載しているんですから、だったら理由書提出してくださいと連絡すればいい話でしょう?」

市区町村「それでしたら、理由の区分を記号(この場合は、普E とか)を記載していただければ良かったです。東京都からのお知らせにそう書いてあります

玉「あのねー。言いたいことは分かるけど、この仕事は会計事務所にとっては極めてルーティンで、今更いちいち説明書の細かい所まで読むような仕事じゃないんです」

 

記号が記載していないということを指摘した市区町村側、してやったりといった感じでしょうか?そして第2ラウンド。

市区町村「でも、理由書の提出がないと、人数が少数であるという判断もできません」

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玉「総括表に他市区町村も含めた従業員の総人数書いてあるでしょう?それ見ても分からないんですか」

市区町村「でも、人数だけで普通徴収にできるとは判断できません。その方が専従者かどうかも分からなかったので」

玉「事業主と同じ苗字で、事業主と同じ住所だったらフツウ専従者だっていうぐらい判断つきますよね?」

形式基準一発KOを狙う赤コーナー市区町村。それに対し、判断力のなさにジャブを入れ返す青コーナー玉婆。

そして最終ラウンドのゴングが鳴り響きました。

市区町村「原則は”特別徴収”なんですね。その旨は、納税義務者(事業主)に10月ごろお知らせをお送りしています」(こちらはやる事はちゃんとやった、と言わんばかり)

玉「あぁーそうですね。原則は特別徴収ということは分かってます。

  私は決して法令遵守しない”って言ってるワケんじゃないんです

  だから、法令に乗っ取って特別徴収になった、と最初から言われれば、理解できたと思いますよ。

  ところが、事業主に対して”最初から普通徴収って書いてあれば普通徴収になった”と説明したことに問題があるんですよ。

  摘要欄に理由まで記載してあったにも関わらず、あたかも”何も書いてない税理士が悪い”といった虚無の発言のおかげで、顧客からの信頼失墜につながりかねない状況に陥ったワケです。もしこれで私の収入が失われたらどう損害賠償してくれるんですか!」

 

またもや「うるせぇババァだな」と思われたことと思いますが(-.-;

結果として、異動届を提出すれば今年度は普通徴収に切り替えます、ということで決着がつきました。

そもそもは理由の記号を書かなかった玉婆が悪いといっちゃ悪かったですが、市区町村が摘要欄を見過ごした(or無視した)のが、行き違いが生じた一番大きな原因だと思います。

なので、異動届書くのも玉婆的には疑義がありますが、ここはしょうがないということで。急ぎで月曜までに到着させてください、とのことでした。

そして、事業主さんへは市区町村から事の経緯を説明するTELが入ったそうです。

そのTELした担当者は、先ほど玉婆がやり取りしたのと同じ名前でしたが、昨日事業主へTELした担当者はどこさ行ったべ?ってな感じでした(-.-)

 

異動届はすぐ作って郵送しました。

顧問先にご承諾頂いたうえで、↓のような送付状を添付。

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先日の記事でも「行政と税理士のコミュニケーションが大事」と書きましたが、勝手に判断した結果、今回の様な事件につながり、市区町村・納税者・玉婆の3者誰にとっても良い事は一つもないんですね。

特別徴収が強制されている中であえて普通徴収希望で提出するという意向を示しているワケです。

どういうことなのか?と考えて判断すべきと思いますし、しかも税理士が代理作成しているワケですので、まずは代理人の意見を聴いてしかるべきと思っています。

 

玉婆個人的には、特別徴収の全事業所強制化は、特に小規模の事業主にとっていたずらに納税事務負担を増すことになり、かえって合理性に欠けると思っています。

さらに給与天引きされることにより、本来の納税者である一個人の納税意識が薄くなっていきます。

適正な納税の実現にあたり、徴収業務を事業主への負担を通じて強化させるだけでなく各個人の納税意識を高めることがまず必要なんじゃないかな~と考えております。