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Tama Tax Tokyo はてな支店<開業税理士の玉婆が熱く語るページ>

日芸音楽学科を卒業したのに簿記と出会って経理ウーマンとなり、税務相談ができるBARを夢見ていつの間にか税理士になった玉婆のブログ。

たかが届出、されど届出(届出の簡略化改正について)

確定申告が終わったかと思いきや、今度は3月決算法人のラッシュということで、5月(ないしは6月)まで繁忙期が続く会計業界です。

玉婆自身は、同業者から殴られそうですが、3月決算法人がないため5月は繁忙期ではないのですね~。

 

その代わり、税務調査・相続税M&A・社団法人設立etc.とスポット案件を頂いており、どのみち忙しい4~5月になりそうです。 

ちなみに今月は、開業後初めての法人税の申告がございます。

もともと勤務時代も、夏がピークで秋すぎるとほとんど法人の申告はなかったので、その時期を見はからって開業したという経緯なんですね。

 

そんな中、珍しく(?)業務がラクになる改正がなされました。

届出の簡略化というもの。

法人設立届出書等について、手続が簡素化されました|お知らせ|国税庁

 

今まで、法人を設立した時など「登記事項証明書」を添付してましたが、それが添付しなくて良くなったんですね~。

(↓国税庁HPより)

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1 登記事項証明書の添付省略について

 企業が活動しやすいビジネス環境整備を図る観点から、

1 法人の設立・解散・廃止などの届出書等において添付が必要とされていた「登記事項証明書」

2 税務署からの求めにより、添付していただいておりました「登記事項証明書」について、平成29年4月1日以後、以下の対象届出書等への添付が不要となりました。

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マイナンバー導入されて、法人番号については「国税庁法人番号公表サイト」で検索できるし、そこに住所とかも記載されているので、それ見れば分かるだろう~的には思っておりました。

まぁ、ちゃんと本店移転(設立)登記してれば、の話ですが(^^;

http://www.houjin-bangou.nta.go.jp/

ちなみに、以前に人格なき社団等を担当していた時ですが、人格なき社団等については登記していない団体なので、謄本を添えることができなかったんですね。

その際は、議事録や諸規定を提出するように言われたこともありました。

 

 これまたちなみに、定款(写し)については、今まで通り添付のようです。

定款見ないと事業年度が正しいかどうか分からないですもんね。 

f:id:tamabar:20170403113259p:plain

 

もう一つ「異動届出書」の提出先が集約された件について。

(↓国税庁HPより)

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2 異動届出書等の提出先のワンストップ化について

 納税者の皆様の円滑・適正な納税のための環境整備を図る観点から、異動前と異動後の双方の所轄税務署に提出が必要とされていた異動届出書等については、平成29年4月1日以後の納税地の異動等により、以下の対象届出書等を提出する場合、異動後の所轄税務署への提出が不要となりました。

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 これも「国の組織で一つに繋がってるんだから、何とかなんないのかね?」と思っておりました。

恥ずかしながら、経験が浅い時分に、異動先の税務署のみしか異動届を提出しなかったこともあります(-.-;

それでも大きな問題に至ってはいないですが。

 

ヒヤリとしたケースは・・・

以前、2月中旬に他の税理士さんから関与移ったばかりで確定申告となった方がいました。

その際、届出の控えがなかったので真実が分からないのですが、異動後の税務署にしか異動届が提出されていなかったようです。

(異動前の所轄税務署には提出していなかった、と思われる?!)

異動後の所轄税務署から、確定申告のお知らせを見た時に「白色」と書いてあったんですね。

「あれれ~この人、青色のハズなんだけど」みたいな・・・

今までずっと不動産所得のみでしたが、その時は開業初年度だったこともあり、損失も出てたので、青色じゃないとエライことになる(事業損失の繰り越しができない)ということで、ムチャむちゃビビりましたね~。

で、異動後の所轄税務署にすかさずTELして、ことの経緯を紐解いて、異動届に不備があったために異動後の所轄税務署においてキチンと登録されていなかった旨が判明。

結局のところ青色ですね、ということで事なきを得ました。

関与したばかりで玉婆のせいではないとはいえ、顔は青ざめたとて申告は白、とかシャレにならんわ~と思って。

それ以来「たかが届出、されど届出」と自分に言い聞かせております。

 

まぁー特に個人所得税で事業所得でない人(給与合算とか不動産)については、異動届をあえて提出しなくても、確定申告書を新たに提出してしまえば結果オーライ、的な部分が実務的にはあるのが実状にあったと思うんですね~。

 

その辺も今はマイナンバー導入して突合ができると思うのですが、改正後においては、異動後の税務署ではなく「異動前」の税務署に提出する、ということですね。

なんとなく心情的には、異動後の税務署に提出してしまいたくなる気がしますが・・・

国税側での事務処理の都合上、異動前→異動後の所轄税務署への事務連絡の方がスムーズということなんでしょうかね。

 

ちなみに、振替納税については引き継がれないので、新たに異動後の税務署においての口座振替依頼の手続きが必要、というのは周知のとおりですが、実際にあったケースとして、手続きをしていないのになぜか引き継がれてた、というケースがあったんですね。

何度も管理運営部門の人に「本当に引落できるんですね?」と問いただした記憶があります(^^;

(いまだにどういう仕組みで引き継がれたのか、分かりません・・・)