Tama Tax Tokyo はてな支店<開業税理士の玉婆が熱く語るページ>

山口玉美税理士事務所Tama Tax Tokyoのブログ支店です。

ビバ!黒川温泉 お宿のし湯

小国三滝を満喫した後(ちなみに鍋ヶ滝は、爽健美茶のCMロケ地にもなったらしい)、2泊目のおこもり温泉宿、憧れの黒川温泉は「お宿 のし湯」へ。

のしを付けて献上するお湯、との由来だそうで、おもてなし感が伝わって来たのが今回の決め手となりました。

 

黒川温泉は、温泉街全体で一丸となって「入湯手形」などの改善努力をしてきて盛り上げたことでも有名、今は日本全国でも屈指の温泉地ですね~。

経営コンサルタントたる税理士として、温泉のみならず経営ノウハウのお勉強としてもぜひ一度訪れてみたいと思っておりました。

(前回熊本に行った際は、1泊目阿蘇→2泊目福岡に行ってしまったため黒川温泉を素通りしてしまって後悔の嵐ピュー)

 

さすが人気の温泉地とあって、今まで人少なかったのに集まるところには集まるんだなぁーと感心してしまうワケでございます。

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 ↓お宿の人が出迎えてくれるため、シャッターチャンスがなかなかないので翌朝看板撮影しました、の図。

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 前日と同じ、きなこ餅のおもてなしなんですが、きなこ餅っつっても色々あるんだなぁーと。

整腸剤を飲んでだいぶお腹の調子も戻って来たので、もちろん完食。

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 今回は「きり」というお部屋。すべて離れのお部屋みたいで、これまた古民家風のほっこりお宿。

「山口様」と名前入りメッセージ。部屋数が少ない宿だからこそできる技と思ふ。

チョコクッキーは今食べちゃうの勿体ないよね、ということでラッピングもしっかりしてあるのでお土産に。

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こじんまりした宿の割にお風呂のバリエーション広いのが、黒川温泉の特徴でもあるかなと。

 

しかしながら、まずはお部屋のお風呂へ。 

窓を境に向こう側が露天風呂、手前が内風呂といった感じで、一粒で二度美味しいといった感じの作りになってまして。

ココでお決まり来る~ってな感じで、真ん中の窓ガラス下の木に頭をゴンッとぶつけてしまう玉婆なのでした(#+_+)アイターッ

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 お湯加減も大変良く、顔の部分が寒いのでずーっといつまでも入っていたいお風呂でした。

お部屋は和モダンな感じで、手前TVの前にはソファーと小上がりの2段構え。

だいたいどこに行っても、4名1室基準のお部屋を夫婦2名で使うことになるので、お値段少し割高になってしまうんでしょうけども、2人で使うには広すぎるよね~という感じのお部屋になります。

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話脱線しちゃうんですが、過去に一度、これまた日本を代表するような温泉地の老舗有名旅館(じゃ○ん評価☆4.5とか)に泊まったのですが、GWにもかかわらず1万円後半ぐらいでエライお得だな、って思っていたところ六畳一間?!

布団2つ敷くのがやっとのお部屋だったことがあり・・・

お値段からすれば、その旅館は相当努力していると思うし、温泉の質とロケーションがウリ(この点の勝負となれば、昔から陣取ってる老舗には叶わないと思ふ)なので、部屋が狭くてもしょうがなくね?って納得は行くんですけども。

本当に旅館選びは難しいな、と悟った次第でございます(-.-;

教訓其の壱:☆の数ってのは、旅館のグレードのみならずコスパという意味での評価もあると思うので、どんな意味を持って☆が付いているのか、見極める必要がある。

教訓其の弐:自分らが温泉に行くにあたり、何を重視するのか?
その旅館に何を求めるのかを明確にして宿を押さえないと、後悔するリスク高まる。

中には「周りに立ち寄り湯が充実しているので、お宿じたいは単なる拠点。食事や部屋の広さ、仲居の態度などどーでも良い」

と割り切れるようなケースもあるかと思います。(例:K温泉)

 

また、お子様がいらっしゃる家庭であれば、ホテル内にゲームセンターがあったり、食事がバイキングで各自好きな食べればいい、団体旅行なら宴会場やコンパニオン呼べる、女子旅ならエステ、男子旅なら歓楽街etc.

宿に求めるものはそれぞれのシチュエーションで異なって来るので、どの宿が良いとは一概に言えない、ということですね~。

 

その「六畳一間事件」(正直なとこ収容所かと思った)があって以来、山口家では温泉宿の選択基準を設けております。

☆お値段的には、一人一泊2食で2万円前後。

 連休は高くなるの仕方ないんですけど、3万円以上とかするほどの高級でなくても良いぞ、と。

しかし1万円前後とかですと、さすがに何かしら安い理由があるので、そこ我慢できるかどうか?ってのが分かってない限りは、2万円前後かかっても仕方ないと思ふ。

 

☆さほど箱が大きくない旅館を選ぶ。決して中心地でなくて良い。

 箱が大きい方が安定感あり、設備も多彩ってのは否めないんですけど、何より大浴場が混み合うのが望ましくないんですね~。

 設備が多彩ということは、ファミリー向けや大人数向けということもあり、山口家はどちらかというとシッポリ落ち着き系を求めているので、今回のような小じんまりしたお宿を選ぶ傾向にあります。

また、温泉街の中心地は便利良いですが、どのみち車で行ってしまえば不便さもさほど気にならないし、人が少ない方が落ち着くというのもあるので、バリバリ中心地でなくても全然OK牧場なんですね~。

 

☆かけ流し必須、できれば24時間入浴可能かどうかを確認する。

結局そんな夜中には入浴しなかったりするんですけども、時間的に制限されているというところにストレスを感じてしまうタイプなので、好きな時に入れるというのは大事な要素ですね~。

 

☆お食事は地のモノにこだわりが欲しい。

せっかく足を運ぶので、やっぱり地のモノを味わいたいですね~。

夫は特に魚好きなので海沿いがいいのかもしれないですが、山奥なのに中途半端なお刺身だすぐらいなら、山のものだけで勝負する方がかえって潔くて好感持てると思います。

 

☆温かみのあるおもてなし

こじんまりしたお宿は、どうやっても老舗高級旅館や大規模なホテルに特にハード面で太刀打ちできない部分あれど、何かしら自分の宿にしかないこだわりを持っていたり、おもてなしを頑張ったりと努力しているところも多いと感じています。

 

☆こぎれいにしてある。

ココがダメだと、上記の全てがOKだったとしてもアウト。

秘湯とか老舗温泉宿というと、えてして設備が古かったりするんですけど、古さなりにも丁寧に掃除してあるか?とかは伝わってくるし、あまりに古い場合は、さすがに改修などの設備投資も必要かと・・・

六畳一間事件の老舗有名温泉旅館は、かなーりお風呂が古くて(お世辞にもキレイとは言えない)、湯船に使っている間ずっと目をつぶってました(-.-;

 

と温泉宿について、やたら語ってしまいました(スミマセン)

要するに、コスパ良くこぎれい、箱大きすぎずしっぽり、食事美味しい、人が温かい・・・

となると、九州、特に大分・熊本が山口家にとってイイ感じの所が多いかな、と。

関東甲信越や東北でも良い温泉・良いお宿はたくさんあると思うんですけどね~。

 

つまり、ここ「のし湯」は、上記の条件を完璧に満たした素晴らしいお宿、ということが言いたかった次第でございます。←ココまでたどり着くのにエライ長っ!

1から手作りの旅館というのがまたスゴイですね~。今年で20年とのことです。

 

そして気になっていたのが「Lounge NAYA」アルコールと聞いたら黙っていられない玉婆なのでした。

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 お宿全体が迷路のようになっており、ココにたどり着くのに大変でした(^^;

ピンク電話懐かしい~。

ちなみに、決算期末においてピンク電話の中に貯まっている小銭、きちんと数えて収益計上すべし。

でないと「売上計上漏れ」になります←つっても大した金額じゃないんだけどね~なんて税理士としては口が裂けても言ってはならない性SAGAなんでございます。

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 自分で勝手に作ってちゃぶ台、の図。

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 ビールだけでも3種類、しかもやたらオサレな銘柄。 

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 缶のハイボール2つ取って来たんですが、これから夕ご飯だし、氷を入れると1缶2人で飲んでも充分だね~ということで、後で戻して、2→1へ訂正のうえ自己申告。

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 自己申告というのは、性善説の上に成り立ってるワケで、ココで「多めに飲んでも分からないだろう」とか、持ち帰ったりなど、変なことする人が出てくると、残念なことになっていってしまう可能性があるんだろうな・・・と。

お宿の方で宿泊客を信用してますよ、というおもてなしの心の現れだと思うので、その事を理解して気持ちよく過ごしたいものですね。

 

自己申告である税務申告においても、一部の脱税や行き過ぎた租税回避のために、税法は年々要件が追加されて縛りが厳しくなっていっているワケですが・・・

適正な自己申告制度を維持するためにも国側は性悪説でなくて性善説であって欲しいと思うし、そのためには、一人ひとりがやはり良心に基づいた申告をして欲しいなって思う次第なんですね~。

 

とどこに行っても結局税のことにつながってしまう玉婆なんですが、税理士だから仕方ない性SAGAなんだなぁ~とハイボール飲みながらしみじみ思ってしまうのでした。

屋根裏の秘密のお部屋の様な、落ち着きかつワクワクするようなラウンジでした。f:id:tamabar:20180113140013j:image

腹痛どこさ行ったべな?ということで、お待ちかねの夕ご飯。

ものすごい品数ですw(゚o゚)wワォー

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 なのに、馬刺しを追加で頼んであり、これがまたボリューム満点の図。

馬刺しというとニンニクというイメージなんですけど、九州で一回もニンニク出なかったなそういえば、みたいな。

臭みが一切ないからニンニクでなくても美味しいんですね。柚子胡椒がこれまた合う!

今回の旅行で一生分の馬食ったなぁーって思いました(^^;

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 お酒のラインナップ。地元のお酒が日本酒・焼酎・地ビールと多彩!

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地ビールの色薄い方で行ってみました。

温泉来たぞって感じイイですね。

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↓前菜からして、手が明らかに込んでます、の図。

左下は「くわい」がポテトチップス状に揚げてあってサクサク。

くわいはお正月のお煮しめに入ってる位で、普段買ったことないので、夫が「これ、何だろう?」と不思議がるのもうなずけます。

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 お吸い物一つ取っても芸術的なセンスあり、透明なお出汁の旨味、こだわりをひしひしと感じます。

和食奥深ぇ・・・

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 海のモノは正直期待していなかったんですけども、良い意味で期待を裏切ってきますね~。

熊本=山っていうイメージですが、天草があるし、大分も近いしで何気に海のモノも美味しいんですよね~。

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 炊き合わせ一つでも、大根を四角に切った上に、丁寧な面取りとか。

さらに穴子を三つ編みとか、自分じゃ無理ッス。←自分の髪ですらロクに三つ編みできないヤツ

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金目鯛蕪蒸し。ツヤツヤの餡に山葵、言う事なし。

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 和牛の奉書焼き。

和紙で包んだ和牛、周りに粗塩をしてオーブンで焼いたとか。

和風ローストビーフとでも言いましょうか、なんとも柔らかいお肉が隠れておりました。

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相当に品数多いので、ココまででもかなりお腹イッパイのところに鯛飯、しかも土鍋炊きキター!

これは食べずにいられないでしょう、とか思いつつお一人様あたり1合も炊いて下さっているため、残りをおにぎりにしてくれるという心遣い。

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 しかしながら、どの料理をとっても間違いなく手が込んでいる様子・・・

超ドMの板さんなのか?!とか思ってしまうほどに手間かかってますね~。漬物うめぇ・・・

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 やはりデザートは別腹なんですね~。牛乳が地元感出してます。

お椀に入っているのはアールグレイ。

お腹治って本当に良かった~と思いました。←ここで食べられなかったら後悔してもしきれない思ひ

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 翌朝、せっかくなので大きいお風呂も入ってみたいなと思ったので頑張って早起き。

お部屋にお風呂あるので家族風呂いらなくね?って思ったりするんですけども、せっかくだから家族で色々なお風呂楽しむといいんじゃないかな~と。

 

予約とかしなくても空いてればいつでも好きに入っていいし、別途料金がかからないというのも嬉しいですね。

 

しかし、夫が起きないため玉婆一人で「立ち湯」と露天風呂を満喫。

立ち湯は、入るまでが階段あったりで一苦労。

竹の棒につかまりながら入るという、一人で入ってると何だかちょっと気まずいというか寂しいというか、不思議な感じ(^^;

しかしながら珍しいので、行ったら入ってみたいお湯の一つでしょう。

 

露天風呂は相当広くて、木々にに囲まれた自然の中という感じ。しかも一人で貸し切り状態!

「黒川温泉来たぞぉーーー!」って大声で叫びたくなります。でも叫べない性SAGA 

写真撮影できなくてスミマセン。 

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 温泉を満喫した後は、朝ご飯の目玉商品がオンパレードの図。

鮭か鱒かで、だいたい宿のグレードが分かれるところなんですが、今回は2泊ともちゃんと(?)鮭でしたね~。

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 お櫃に入ったご飯、進む~!

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 お釜の蓋を開けると、豚肉とお野菜の蒸ししゃぶ。

夕ご飯かと思ふ・・・

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 朝ご飯の後は「談話室」にコーヒーなどが置いてあるので好きに飲んでね、の図。

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ココに来ると wifiが無料で使えるんですが、お部屋独自のwifiはないんですね~。

しかし自分のwifiもあるし、むしろ不便さを楽しむ宿という感じでゆっくりするのもいいんじゃないかな~と思うので特に不満はないです、ハイ。

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旅館の中も緑に溢れて落ち着きのある中にも工夫されている和モダン、と素敵なお宿でしたね~。

黒川温泉には名だたるお宿があって、色々迷う反面、狭い渓谷の中にある温泉地ゆえ箱が小さいお宿がほとんどのですぐに埋まってしまうみたいで。

3ヶ月ぐらい前から押さえておいて正解でした。

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 今度、黒川温泉の他の宿にも泊まってみたいけど「あぁーのし湯にしとけばよかったな」と思ってしまうかもしれない・・・

教えたいけど教えたくない・・・←ブログ見てくださってる人少ないとはいえ

という複雑な気持ちになってしまう黒川温泉「お宿 のし湯」についてご報告させて頂きました。

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