岩松旅館で経営について考えさせられつつチェックアウトした後、一の坊の日帰り入浴行こうとしたのですが、まだ早い時間だったため、作並温泉のメインイベント「ニッカウヰスキー仙台工場~宮城峡蒸留所」へ。
ニッカのおなじみキャラクター、ニッカおじさんと思ってましたが、キング・オブ・ブレンダーのW.P.ローリーという人だそうです。
(単なるアル中ウィスキー好きのおじさんかと思いきや、ウィスキーをブレンドしている様子らしい。失礼いたしました。)
トレードマークの三角の煙突の建物が、うまいアングルで写真撮れない、の図。
(後で工場見学したときに近くまで接近でけた)
このウジャウジャっとしたトレードマークも、何を示しているのかよう分からんでしたが(ニッカには謎が多い?!)入り口へ到着!
やってまいりました~入口入ると、さすが蒸留所といった感じの機械が。
「岩松旅館の展示充実してるから工場行く必要ないのでは?」とか思っててスミマセンでしたぁー!
教訓:蒸留所なめんなよ
夫が工場見学申し込んでる間に、中の展示(自由見学OK)をプラプラと。
ここだけでもだいぶ充実してますね。←しかし工場見学しないと試飲できない仕組みなんだと思ふ
マッサン(竹鶴政孝)は、ブレンドを何より大切にした男のようですね。
余市蒸留所だけではなく、もう一つどこかに蒸留所を作ってそこのウィスキーとブレンドすることにより、さらに芳醇なウィスキーが仕上がる。
そして選ばれたのが、ここ宮城峡蒸留所であった。
新川(にっかわ)の水でウィスキーを割って飲んだ瞬間、ココに決めた!!
とのこと。
そして、余市⇔宮城峡の香りを嗅ぎ比べの図。
どちらも良い香りながら、やっぱり両者は異なるもの。右⇔左数往復するヤシ
ウィスキーもここまで来ると芸術ですねぇ。これも嗅ぎ比べ。
ブレンデッドウィスキーは、シングルモルトに比べて、甘~い香り。
樽もウィスキーづくりには欠かせないものですね~
隙間から漏れちゃわないのかな?とか思ったりするんですけど、その答えもきちんと解説してありました。
とちょうどいい感じに待ち時間を過ごした後は、いよいよ工場見学。
実際に行った時に楽しんでいただきたいため、あまり詳しくアップしないようにいたしますが・・・
最初の10分間のスライド見てなぜか涙してしまったヤシ
夫「なんか泣くような場面あった?」目パチクリ唖然( ゚Д゚)
いやぁーねぇ( *´艸`)自分でも特に泣き所ってのはなかったと思うんですけども・・・
マッサンの壮絶な努力のおかげで日本のウィスキーの今があるんだな、とか感無量になっちゃったんでしょうかねぇ。
一段上がった、歩幅の狭い道路をみんなで歩いていたところ・・・
「こちらは作業用の通路ですので、真ん中をお歩きください」と言われたの図。「Gメン’75」のテーマが頭をよぎる
所要時間70分の工場見学ですが、試飲の時間も含まれているようで、実際には結構アッという間でしたね~。
最後に、製品の紹介&試飲の心得の説明を受ける。
↓このアップルワインを飲みすぎて大変な二日酔いにあったことあり。にゃろめ~
運転手にはヒジョーーに申し訳ない。と思っちゃいるのですが・・・
申し訳ないという気持ちが全く伝わらないままに、玉婆だけ結局飲んじゃうんですね~。いやぁーーー
スーパーニッカは正直アウトオブ眼中でしたが、水が美味しいせいか、何とまぁ美味いこと!!
教訓:ウィスキーは水で変わる!
憎き(?)アップルワインはストレートで香りを楽しもうかなと。
リンゴを使ったケーキなんかに混ぜてもGOOD!と思います。
宮城峡はロック、とスーパーニッカはハイボールにしてみました。
おつまみも売ってますので、お酒が進みますねぇ。
教訓:旅のお供にウェットティッシュ
おかきにせよ、ポテチにせよ、粉が付いた指を舐めるのが美味しいんですよねコレが。
というわけで舐めずに指を拭いてしまうのはヒジョーにもったいない。
ですが、ここは人前・・・葛藤が起きつつも結局指をなめてるヤシ→そして拭く→グラス持つ
無料でこれだけ試飲できるとは、やっぱ工場見学して良かったッス!!
夜のバーで飲むウィスキーも美味しいですが、広大な自然の中で明るいうちから飲むウィスキーもまた美味しいものですね。
そして、お土産コーナーへ。
試飲させた後は、しっかり回収←当たり前の経営戦略
5本セットってのが色々試せるしバラバラに配ったりもできて良さそう。
しかし、バラでも売っておりました。
玉婆は、スーパーニッカとかは必要なくて、宮城峡と余市だけで良いわ~
しかし、5本セットだと少しオトクになったりするのかね?
すかさず電卓出してしまう税理士の悲しい性SAGA・・・
バラの合計=2,565円。5本セット2,500円。セットの方が65円オトク
自分で好きな銘柄選ぶならバラでもさほど損は感じないでしょうか?
トイレに行ったところ、近くにマッサン役・玉山鉄二さんのポスター発見!
ここで初めて見かけたけど、もっと前面に押し出した方がより売上につながると思うんですが・・・大きなお世話でスミマセン
これだけ無料試飲したからいいわ~
と思いつつ、有料試飲でしか飲めない、宮城峡蒸留所限定のシングルモルトがあるとなもし!
さすがに3種セットまでは、飲む時間もかかるので夫に申し訳ないし酔っぱらってきそうなので1種350円で。
・シェリー&スィート
・フルーティー&リッチ
・モルティ&ソフト
の3種。香りを嗅いでから選択可能。
同じ蒸留所、同じシングルモルトでもやっぱり違うもんですねぇ・・・迷う。
一番左の、モルティ&ソフトに決定したの図。
3種だと、その場でブレンドして、自分だけのウィスキーが楽しめるワケですね~。
夫「何かさ、玉さんだけムチャムチャ充実したGWになってない?しかも酒臭いんだけど」 (¬_¬)スンマセン
作並温泉の仕上げは「ゆづくしsalon一の坊」へ。
やっぱり評判の良い旅館なので、一度は行ってみたかった次第でございます。
本日の日帰り入浴は受付終了の文字!
マヂすか・・・あぁorz
しかし、諦めきれずフロントにとりあえず行ってみたところ。
「日帰り入浴用の女性ロッカーが満杯になってしまいまして。しかし男性ロッカーの方に貴重品をお預け頂ければ大丈夫かと思いますので、どうぞ」
ネ申対応→ポイントUP!
教訓:すぐに諦めるなかれ
旅館全体が大変小ぎれいで若い人や女子にウケそうな雰囲気!
お湯の方は、日帰り客でやはり混んでおりやや芋洗い状態でしたが、これはしょうがないですね~。
渓流沿いというのは、岩松旅館と一緒なんですけども・・・
岩松旅館の方が上流なのか?川の流れがサーッという感じだったのに対し、一の坊のところでは川の流れが穏やかになっていて、景色的には岩松旅館に軍配上がるかな?
でも一の坊の景色もなかなかのもの。
後は、お湯の温度が岩松旅館は調整していない(かけ流しにこだわり)のでかなり熱かったですが、一の坊は、ぬるめ・熱めと温度ごとに種類分けしてあり。
男女入れ替えなので、宿泊すれば違う景色のお湯を2種類楽しむことができますねぇ。
さらに、よもぎ蒸しサウナに入ると、窓から外の渓流の景色が見えるようにガラス張りになっており、これも女子ウケしそうですね。
そして、お風呂から上がると、ゆったりできる休憩所が用意してありました。
プールがあり、ゴージャスな装いの向こうには、雄大な緑の景色!
ぼーっとしてるだけで癒されそう。
くつろぎSalonは日帰りの人でも飲み物など、利用できるようです。
シトラスウォーター(?名前忘れ。お水と一緒にフルーツが入っている)でサッパリ。
岩松旅館にもソフトドリンクバーの機械はありましたが、雰囲気的に一の坊の方が今風イケてる感じですねぇ。
(短歌)湯上りにたかが一本数十円
勝負を決めたアイスキャンディー 玉婆
<解説>
岩松旅館の恵まれたロケーションと源泉にわずか半歩及ばないか?と思われた一の坊であったが、至る所に努力と気配りが感じられたのだなぁ。
しかしながら、アイスキャンディーのサービスがまさか勝負を決める事になるとは。
原価的にはたった数十円なんだろうが、湯上りにアイスキャンディーが最高!という人の心をうまいこと鷲掴みにしたものだなぁ。
一の坊(一本の棒アイス)に完全に一本取られてしまったわい。
その他、お土産屋さんでは、オリジナルのお菓子がこれまたパッケージも素敵で、これも一の坊に勝負あり。(岩松旅館もオリジナルのお菓子はあったんですが、デザインがやや古い感否めない)
まとめ:秋保vs作並・岩松旅館vs一の坊
(1)秋保温泉vs作並温泉
秋保温泉は結局入らなかったのでお湯そのものは分からんですが、かけ流しの宿は作並温泉の3件(岩松、一の坊、かたくりの宿)しかないとの噂・・・
秋保温泉の方がレベル的には高級とのこと。街全体が秋保温泉の方が大きいとのこと。
酒好きは秋保ワイナリー必須。
作並温泉は、ニッカウヰスキーに行ったことにより充実度が増しましたね~。
恋祈願の湯神神社あり。
(2)岩松旅館vs一の坊
岩松旅館は、典型的な老舗伝統旅館。
メインのお風呂が混浴というのもあり、男性グループや団体、年配の方向けか?
しかし88段の階段があるので足腰弱い人には難しい。
一の坊はバイキング夕食のみで残念ながら宿泊せずでしたが、おもてなしが行き届いた宿と感じたので、この感じだとバイキングでも案外いいんじゃね?という期待感→また行ってみたいかな、と思いました。
ちなみに、一の坊もお風呂に向かって階段あり。エレベーターがあったかどうか確認し忘れましたスミマセン。
教訓:一つの宿で全て完璧というのはほぼない
それぞれの宿の特徴、メリット・デメリットというのがあり、景色や温泉といった自然の恵みを相手にしているので、旅館業は本当に難しいものだな、と思いました。
しかしながら、湯上りのアイスキャンディー数十円の気配りに
サービス=いかにお金をかけるか?だけではない。その数十円にもおもてなしの心を伝えようとすることこそがおもてなし
とサービスの原点に帰ることができたような気がします。
他にも〇〇の滝、とか名所は色々あったんですけども・・・それらを見る事なく仙台に帰ってまいりましたとさ。
というワケで、ビバ!仙台シリーズのご報告、無事にGW中に締まったようでございますm(__)m
次はどこに酒を求めて行くのでしょうか・・・?
(ビバ!仙台 おしまい)