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米国税理士EAマジック点灯/Part1個人課税Individual・日本の税理士試験vs米国の税理士試験

 今日、広島への原爆投下の日(-人-)←黙祷

国際的には現在、冷たい戦争状態といった感じの日本ではありますが、比較的平和といわれる日本においても、自分自身や自分の周りにあるものとの闘いというのは、人生避けて通れないものでございます。

教訓:人生、一生平穏無事というのはムリ。

今日から年に一度の税理士試験祭りということで、昨日あたりから試験会場への民族大移動が始まり、試験が終われば試験問題をめぐってあーでもない、こーでもないと議論が交わされることと思います。

 

そんな中、わたくし玉婆はどうかといいますと・・・

何ともマイナーな米国税理士EAという資格の2科目目・Part1Individual個人課税を昨日受験してまいりました。

米国税理士全科目合格まであと1科目リーチ!!(ง°`ロ°)งおっしゃー

↓ペットボトルの水滴で濡れてしまった 成績表、しかしマジック点灯したの図。

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米国の個人課税は何が出るかというと、日本でいう

・所得税、贈与税、相続税、世代スキップ課税(日本だと2割加算だけど米国だと2代以上下の代に財産渡すと別個に独立した税金が課される)

・個人の自営業者税、追加メディケア税(高所得者)

その他に、米国ならではの論点として

・信託(日本よりも信託進んでる)

・IRA(老後リタイアした時のための積み立て口座) など。

選択制ではないので、全員が全ての科目を勉強しなければならない感じですね~。

教訓:配偶者が蒸発したり結婚偽装したり奨学金もらったり養子を迎えたり死んだり海外に住んだり、社員が経費負担したのに会社に全額払い戻してもらえなくてでも確定申告でも控除できず泣き寝入りしたり、人生裏表のオンパレード。

 

 それらを3時間半で100問4択。

他の試験の方も多くて、キーボードの音がうるさかったので、ヘッドホンで防御した次第でございます。←自分も電卓の音うるさいと思われてたと思ふ

 教訓:人の事は気になるが、自分も気にされてるということには気づきにくいのが人間の性SAGA。

でもって、Par1本試験のレベルはどうだったかというと・・・

・Gleimで勉強した、日数按分計算したり時間のかかる問題はあまり出なかった

・問題文が短め(1行だけとか)のが多かった

・見た事ないしどう考えても分からん、という問題が今回もやっぱり数問あった

・語呂を一生懸命作ったけど出なかったのが多かった、しかし出たものについては自信もって答えることができた

・IRAについては、かなり細かい所まで聞かれる。数問落とした気がする

 

思ったより簡単な問題も多かったんですが、つかみどころがなくて、一通り見直した時点で5,6問選択変えたのあり。←それらが吉と出たのか凶と出たのかは不明

そして、分からない英単語は4つぐらいありました。

そのうち覚えてるのが

annull  無効にする、取り消す(一瞬、R18かぁ?と思ってしまった・・)

shortfall 不足分(今まで見た事ありそうだけど・・・)

gutter  排水溝、屋根のとい(ボーリングのガーター)

 

もうこれ以上見直しても分からんからいいわ、と思って終了15分前に退出することを決意。

(-人-)画面に結果が出るまでの間、パソコンの前で両手合わせて拝むヤシ

教訓:拝んでも結果は変わりません。

おみくじかお前は?!みたいな状況

 

日本の税理士5科目の官報リーチすなわち4科目合格までに達するまでの年月→6年

米国の税理士3科目のリーチすなわち2科目合格までに達するまでの年月→3ヶ月半ぐらい

いや、しかしですね・・・

☆米国税理士の下地となる英語身に着けるのにいったい何年かかったの?

☆日本の税理士という下地作るのに7年かかって、さらに税理士登録してから10年以上という下地あり

☆USCPAを2年ぐらい前に少し勉強した時の下地あり

ということなので、まったく下地がなくて1から米国税理士目指そうと思うんですけど~っていう場合には、さすがにもっとかかるのではないか?と思っております。

 

ちなみに昨日までの段階で、ツイッターでつぶやいた「日本の税理士と米国税理士の試験の違い」まとめ。

日本の税理士試験当日…理論グルグル回しICレコーダーに録音してチェック
米国の税理士試験当日…計算中心。捨てたいけど出そうな所について今更語呂考えてる

 

日本の税理士試験当日…結婚指輪持ってなかった(当時独身)
米国の税理士試験当日…結婚指輪してると金属探知機に引っかかるので外さなければならない

 

日本の税理士試験当日…電卓は使い慣れたものを2台持って行く
米国の税理士当日…電卓は試験会場で貸与されるメーカー不明のもの(意外と使いやすい)又はコンピュータ上にある電卓(超意味ない使いづらさ)

 

日本の税理士試験当日…パイロットG3の0.38mm5本持参
米国の税理士試験当日…会場で鉛筆2本貸与されるのしか使えないため筆記用具持参せず
パイロットG3は法人税受けた平成16年から愛用_φ(・_・←夫より長い歴史

 

日本の税理士試験後…同じ科目受けた人と探り合い
米国の税理士試験後…結果がその場で分かるし、探る相手もいない

 

日本の税理士試験後…とりあえず8月中は休む。次の科目何すっかなぁーと考える
米国の税理士試験後…すがすがしい気持ちで即、次の科目に取り掛かれる

  

しかしながら、ちょうど日本の税理士試験の日程も近づいてきてましたので、受験生の頑張っている様子をツイッターなどで見させて頂いたり励みになりました。

 

最後に残すは一科目、Part2法人税(&遺産財団、信託、非営利組織)

ということで、日本の法人税と同様、税理士試験の中では最もボリュームが多い科目になりますが、3科目中2科目制覇したところで、勉強方法は決して間違っていないということが分かりましたので、さらに引き続き頑張ってまいりたいと思っております。

 

日本の税理士受験生の皆様におきましては、暑さに負けず、本試験で健闘され、日ごろの努力が必ずや報われることと願っております。

I have passed the IRS Special Enrollment Examination Part1, Individual taxation.

The time that I had devoted this part was much shorter than Japanese Individual tax, Shotoku-zei, however, Japanese tax knowledge basis contributed to success.

Last subject is US Corporation and other entities' taxation.

It has the largest volume as well as Japanese Corporation tax, Houjin-zei.