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証人喚問その後&勝ち負けについて・リスク対策

森友学園に関するニュースがYahoo!トップページから消えました。

TV番組でもガッツリ放送しなくなりましたね~。

刑事訴追の恐れありで証言拒否した部分と、国会という場で真実を追究することの限界もあるんでしょうけども。

「佐川氏の勝ち」という言葉が出たとおり、世論も「野党いつまで安倍おろしにこだわっとるんや」的な感じになってきてますね。→佐川氏の勝ちではなく、政権または与党の勝ち では?と思ふ

このまま事態が鎮静化に向かっているのであれば、佐川氏やりおる、さすが元トップ官僚グッジョブ!by与党 ということなんでしょうね~

(アッパレ)

www.asahi.com

先日の記事で書いたとおり「この後の地検の仕事ぶりに注目したい」と思っております。

玉婆個人的には、もしも事実が分からないままに終わったとすれば、三権分立が崩壊しているか、地検が真面目に仕事していないかのどちらか、ということなんだろうと(^^;

三権分立がきちんとなされていて、国家権力を使って真剣に捜査すれば、この様な問題ぐらい、訳なく事実が浮かび上がってくるものと思ふ

地検特捜部なめんなよ、となるのか?!はたまた闇に消え去ることになるのか、行く末が個人的には気になるところであります。

 

税務調査という違う場面でありますが、臨時で調査に立ち会いさせていただいた際、納税者の方から「税務署ってやっぱり、すごいですね~」と言われたことがあります。

 

税理士としては納税者からのデータしかない中での判断に対し、税務署は金融機関や支払調書、取引先の申告書etc.という違う角度から追いかけることができますし、反面調査や照会かける、という手段も持っているので思いもよらないところから申告漏れが見つかるケースも残念ながら出てしまうワケでございます。

 

ちなみに、先の税務調査「うまい事おさまった暁には(その方ならではの)とあるものをご馳走しますよ」

と言われておりました。

他の争点で、調査官に指摘されたけども、玉婆と調査官がチャンチャンバラバラやったところは是認。

しかし、他の「思いがけない所」ただ一点が修正にいたったワケですが、結局ご馳走されることなく終わりました(^^;

 

玉婆が税理士としてやるべきミッションそのものには落ち度がないと思うし、他の凄腕税理士が立ち会ったとしても、その一点については修正はやむを得ない状況。

しかし、他の論点は守り切ったので、玉婆から見ればその調査は「勝ち」だったと思います。

もし税理士が立ち会わなくて、調査官の言うとおりに修正させられていたら、もっとエライことになっていたかもしれませんからね~。

しかし、納税者にとっては一点でも修正申告の義務が発生したということが「負け」という気持ちだったんだと思います。→ご馳走しないという判断

 

税務調査においてもそうですし、顧問先からご相談頂いたトラブルや交渉ごと、今の自分を取り巻く様々な出来事においても思うことですが

勝ち・負けをどこに置くか? つまり「落としどころ」

というのが非常に重要だな、と思っています。

自分と意思が異なる人、組織と日々触れ合う中で、思い通りになる事の方がむしろ少ないと思うし、正しく生きているつもりなだけでも思いがけない所からトラブルが起こったりしますね(-.-;

 

その時に、完全に勝ちというのは難しいにしても、ある程度「この程度なら仕方ないかな、まぁいいかな」と幅をもって考えられるかどうか?

また、その幅によっても、取るべき対策というのはまた違ってくるんじゃないかな?と思う次第でございます。

 

税務調査においては、修正税額が100万円です

と言われた時に

「えぇーーー100万円!!」という方もいるでしょうし「100万円で済んだなら良かった」という方もいるでしょうから、必ずしも、是認ゼロだけが勝ちということでもないという次第でございます。

「”勝ち”の定義に幅を持てる状況」が「勝ち」なのではないかと思ふ

玉婆ごときが森友問題にどーこー言える立場ではないですが、森友でいえば

野党にとって安倍政権を今倒すことが最終目的なのであれば、負けかもしれない。

しかし、今回の森友問題によって、安倍総理の三選が危ぶまれる状況に傾いたのは事実で、そういった意味では野党なりの(?)仕事はしたというところで、完全に負けではないのかもしれません。

(少なくとも、総理ご自身は完全に勝ったとは思っていないと思ふ)

 

むろん、森友問題は安倍政権が倒れるかという問題だけではなく、公文書改竄を含む行政の問題=国家そのものに関わる大問題

であると思っておりますゆえ、玉婆個人としては、真実はやっぱり知りたいですし、元国税庁長官であった方がはたして虚無答弁をしたのだろうか?そして確定申告期間のさなかになぜ辞任しなければならない状況になったのか?

というのは税理士たる身として気になることでございます。

 

話は変わりますが、トラブルを防ぐために、リスク対策というのが非常に大事と思うんですけども、事前に防げるものはまず防ぐ努力をするというのは誰もが分かっていること。

 

そして、後になって「なんで〇〇しなかったのかね~」って外野は言うし、自分自身も後悔するワケですけども・・・

実際のところ、そう簡単にできない状況ってのもあるし、したつもりでもトラブルが起きるからこうして国レベルでの問題も起きている。

そして、弁護士などの専門家が世の中に必要とされるワケですよね~。

 

とりとめもない記事になっちゃいましたが、税理士会から情報セキュリティに関するリスク対策の冊子が届きましたので、情報漏洩等のトラブルが起きないよう、対策したいと思います。

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教訓:まずは自分にできることやっとけ