Tama Tax Tokyo はてな支店<開業税理士の玉婆が熱く語るページ>

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Win7電子申告への影響・米国法人決算について

頂いたメールにも春の訪れを告げる挨拶が散りばめられる様になってきた今日この頃ですが、千鳥ヶ淵の桜はもう少しといったところでしょうか?

 

研修36h達成してイェーイと思っていた矢先、東京税理士会より↓の様なメールが届きました。カウントダウン来ましたね~。

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それはそうと、東京税理士会のHP開くと、Win7の不具合についての注意書きが目を引きます。以下、東京税理士会HPより引用

【重要】(追記2)Windows7で電子申告を行われる方へ
2018年03月09日
マイクロソフト配信の更新プログラム(KB4074598)の影響により、Windows7の一部環境にてICカードリーダライタを正常に認識しなくなる事象については、問題のプログラムの削除、修正プログラムの適用でご対応いただいたところですが、3月14日(日本時間)に同社より新しい更新プログラムが配信される予定となっております。

 しかしながら、新たな更新の及ぼす影響が不明であり、確定申告期限間際の配信であることから、日税連では、先般の不具合の有無にかかわらず、こちらのページの手順により「更新プログラムのインストール方法」を手動に設定することで自動更新を避け、確定申告期を経過した後に適用させるなどの対応を推奨しています。

 

確定申告期限3/15なのに、 3/14に更新プログラム配信されてもねぇ・・・

もっとも世の中確定申告だけで動いてるワケじゃないですからね~という意見もあるでしょうけども、それにしてもスゴイタイミング!!

 

実際のとこ、知り合いの税理士先生でWin7を使っていて、納税者のご理解いただいたうえで全て「紙申告」に切り替えた、という方もいらっしゃいました。

その先生については、他事務所のレビューなどで出歩かれていて、ご自身の請け負う申告件数じたいはそんなに多くなかったため事なきを得たようですが。

大手事務所でもしもこんな不具合に当たった日には、数千件以上に影響出るとこもあるでしょうし、恐ろしいことになりそうです(-.-;幸いWin10の当事務所

米国法人決算について

昨日、米国法人の会計処理&試算表作成が終わりました。

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米国法人については現地会計事務所が決算するので、玉婆は決算整理前試算表までの作成を承っております。

米国の会計士さんは現在4人ほど関わり持たせて頂いておりますが、会計士さんの特徴や事務所のやり方も違うでしょうし、お客様の契約内容も違うことがあり、玉婆の方でやる事もそれぞれに違っております。

 

今回の米国法人については、期中の仕訳訂正などの指示はまったくなく、すべて決算整理仕訳で先方が調整を入れる方式。

ヒジョーにお恥ずかしく、言い訳がましいのですが・・・

米国法人の処理じたい独立してから初めて関わった仕事ということもあり、昨年は特に不慣れな面がありました(;;)

今年は先方の決算整理仕訳を見て、幾分改善できたつもりではあります。

 

例1)×生命保険料は経費に落ちないと聞いていたので、全額資産計上した。

(日本でいう保険積立金:Insurance Fundという科目名で計上)

 →決算整理 Keyman Life Insurance(費用)/Insurance Fund の仕訳切られる(-.-;

落ちない=資産計上 ではなく経理上はあくまで販売費及び一般管理費として費用計上した上で必要経費から除外のようです。

(交際費の損金不算入が近いイメージか?)

 

例2)×創立費(繰延資産)については、先方で償却のみ追加計上してもらえばよいかな、と配慮して全額資産計上した。

 →$5,000以下の支出については、全額費用に振替されていた

  決算整理 Start-up Costs(費用)/Start-up Costs(資産)

これは、決算やる側の気持ちに立ったのがアダとなってしまいましたねぇ・・・

会社の経理担当者の気持ちになって、ハナから

  Start-up Costs(費用)/Cash

で仕訳しとけばいいんじゃい!!と言わんばかりでした(-.-;

(税効果会計を会社側で計上しているケースと類似)

ちなみに、細かい事が不明だが費用ごとに$5,000の判定をしているようです?!

$5,000超の金額については、180ヶ月定額法で償却

 

最終的な税務申告書見たところ、$単位で少数未満は端数処理の上表示されていないようですね。

決算整理仕訳からして少数未満が端数処理されてましたので、意外と大雑把??なのかもしれません。

(切捨てなのか四捨五入なのか、微妙に不明)

むすび

期中の仕訳から「こーゆー風に切ってね」ってご指導頂ければそれに従うつもりではいるのですが・・・

そこはグローバルな難しさというのもあって、必ずしも当方の考え方というワケにもいかないので、コチラでやれる事を精いっぱいやる(気づいた所で自分が改善できるところを直す)しかないのかな、と今は思っています。

 

こういったことは、自分(会計事務所)とお客様との間、会計処理を外注している場合などにおいても言えることだと思うのですが

申告する側から見た場合、科目や消費税区分が間違っていたり、間違ってはないけどより望ましいのはこうなんだよなぁ~っていう時があると思います。

 

こちらで仕訳を直しちゃった方が早いとかいう場合もあるのですが、そうしている限り、同じ事の繰り返しですね・・・

直す方は「またか・・・」と思うでしょうけども、相手は「言ってくれなきゃ分からないよぅ」って当然思うでしょうからね~。

(そして溝は深まるばかり)

玉婆的には、やっぱり指摘して改善を試みた方がお互いにとって良いんじゃないかな~と思う次第ではあります。

しかし・・・

相手を思って指摘した結果「山口さんコワイ」とか言われた経験アリ

↑パワハラ?!いやいや~勘弁しておくんなせぇ