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税理士試験結果発表(3)・恐怖のミニ税法

税理士試験結果発表の記事で3日連続書くことになるとは思ってなかったのですが。笑

 

昨日、H16からの受験友達(彼女は今も受験生)で今年固定受けた子に、シャレで「税理士試験の結果来た?」とTELしてみたたところ、なんと!

「固定受かってました!」とのこと。

だったら今から飲みに来いや!!

ということで、急遽事務所の近くのお店に呼び、そのまま玉婆の自宅に拉致して、今後の科目選択や大学院行くべきか?など、語り明かしたという次第でございます。

 

官報に載らない方の科目合否の通知が皆に届くまで、しばらく結果発表のソワソワは続きますね~。

今回、財表の合格率が29.6%とか?!見たことないような確率で受かってますね(マヂか~)

「あぁー今年財表受けときゃよかったな」と思った人も多いのではないでしょうか?!

(自分自身が受かるかどうかは別問題でしょうけども)

 

税理士試験の採点基準など、不公平性・不透明性が問題とされており。

「東京青税と東京税理士会との懇談会」でも、青税の制度部長が税理士試験について質問されていました。

その内容は残念ながら非公開なのですが(><)

「最後の科目をミニ税法にすると、官報合格できない(国税で上がって欲しいという狙いがある)という都市伝説が存在することじたいが、税理士試験に対する不信感を抱いている人が多いということの現れである、といったお話をされていましたね~。

 

玉婆自身は、非常に運が良い方で、1回落ちた科目(簿記と相続)に関しては元々ダメだこりゃ、といった状況で落ちたので何ら不信感とか不満はなかったのですね。

しかし、これだけやったのに受からないのか~~~~と思ったら、心折れてしまうと思うし、やる気なくすと思います(T0T)

 

ですが、税理士試験の制度や仕組みを改善すべき点はあるにせよ、どうしても「運」によって左右されてしまう部分も否めないですね~。

「運も実力のうち」とか言ったりしますが、その運をどれだけ味方につけられるか?というのも受験上非常に大事なことなのかな、と思います。

 

Q.じゃぁ、運を味方に付けるには、どうしたら良いのですか?

ということですよね~。

玉婆的には、ツイッターなどで口酸っぱくつぶやいたりして来たのですが

A1.まずは、できるだけ努力するしかない。

  →天は自ら助くる者を助く。

 

A2.落ちたことを運のせいにしない。

  →結果には必ず原因がある。

 

今回の固定受かった友達は、固定資産税は今回で4回目の受験だったそう。

この10年間で簿記・財表・固定の3科目に合格となりました。

 

それで「過去の3回と今回の4回目って、何か違った?」と聞いたところ・・・

過去3回はボーダーライン近辺、今回は上位3%ぐらいの自己採点結果(80点超える)だったらしいです。

なので、自分自身でも「さすがにこれは受かってんじゃね?」という感じだったとのこと。
しかしながら、過去にとある伝説級のスゴイ受験生の先輩がいらっしゃいましたが、その方は固定資産税が全国模試で1位になったにも関わらず、本試験で固定を合格することができないまま、最後の年明けに急遽相続を勉強し始めて全部で6科目受験、結局は相続合格で上がった、ということがありました。

(相続を半年で受かるとかスゴすぎる~)

固定資産税は何人か受かってる人は周りでいるものの、そういった状況を目の当たりにしておりますので、玉婆自身は絶対に固定資産税はムリ!と思ってきましたし、そもそもミニ税法はボリュームが少ない分、満点勝負に持ち込まれる傾向にあるのでしょうね。

 

ちなみに、固定の友達は計算だけで90~100分ぐらいのボリュームがあり、計算を先に終わらせてから理論に取りかかったので、残り少ない時間でベタ書きはとてもできなかったそうで(-.-;

問われている取扱いを端的に述べたのが、かえって良かったのかもしれません。

 

その友達は固定については4年とも大原でしたが、今回は主たるTACの問題(模試など中心)も解いた、とのことでした。

(ちなみに、簿財はTACで受かってる)

あまり詳しく書くと営業妨害と捉えられかねないので、受験予備校については詳しく触れないでおきます。スミマセン。

 

あと、固定に限らないのですが「A」という結果の捉え方について。

もう分かってる人も多いと思うのですが、A不合格=限りなく合格に近い不合格ではない、ということのようです。

AもCも結局不合格には変わりない、そして、合格とAの間の溝の深さにどれだけ早く気付く事ができるか?

 

参考までに、固定の友達は初年度、勉強時間があまり取れてなさそうで、GWあけぐらいからやっとエンジンかかったかな~という感じだったにもかかわらず、結果はAでした。

やはり、ミニ税法のなせる技という事だと思います。

しかし、次の年、次の次の年と不合格が続きました。

昨年は本試験後の手ごたえは結構良さげだったんですけどね~。

(その2年間の成績聞くの忘れた、ごめんなさい)

 

ミニ税法を選択するというのは、会計事務所勤務など、ある程度実務を積んだ上で時間がないから仕方なく選択という方もいますし、法人or所得の選択必修が終わった後、消費税や相続税にハマり続けて軌道修正という方もいます。

・ヴェテすなわち税理士受験慣れしている人達の存在率が高いことが確実であるということ

・ボリュームの少なさから多くの人がある程度の所には到達できること

ということで、くれぐれもミニ税法を甘く見てはならぬ~ということを申し上げておきます。