12月と言えば忘年会。
ただでさえ寒さで体調を崩しやすい時期なので、飲みすぎには十分注意くださいませ。
(と言っている自分が一番注意すべきヤツ)
顧問先の忘年会の予定も入っており、踊りや女装などの出し物がスゴイので毎年楽しみにしている玉婆でございます。
その他に思い出に残る忘年会としては、前事務所の担当先で「望年会」という題名で、事業に関連して手に入る食材を事業所のキッチンで手作り、全国から旨いものが集まって美味しかったですね~。(望年会だけでも呼んで頂きたい。。。)
今年もボチボチ入っており、昨日は士業の方中心に集まったりしたワケですが、ここ最近、とある士業の方からご紹介頂いてからというもの、気に入って通っているお寿司屋さんがあります。
大学時代、寿司屋で3年間バイトしていた玉婆、寿司については熱く語ってしまうんですが。
↓はとある士業の方が、ハワイから帰国した翌日にお誘いくださって2人で伺った時のもの。
美味しい日本酒があると、より一層つまみが美味しく感じる次第でございます。
この日は「鰻祭り」ということで、天然鰻を大将がさばいてくれてました。
肝がまた、今まで食べたものとエライ違う・・・
関サバ・関ワラサ。関サバは普通の鯖に比べて脂が少ないため、東京に持ってきたものを刺身で食べる事ができるそう。
(普通は酢で〆ないと×ですね)
でっかい天然鰻を、うな重に。
ご飯が全部隠れなくても、身が厚くて本当に食べごたえがあるんですよね~。
鰻屋さんでは出せない鰻を出す、のが大将のポリシーだそう。
名前度忘れ。ぶどう海老じゃなくて、もう一つの方の海老でした。大将スミマセン。
この日のトロは、ボストンとのこと。(すみません、カリフォルニアと書いてしまいました、間違え訂正いたします12/7)
マグロというと近海が良いような事を聞きますが、実際のところ必ずしも国産がいいとは限らず、季節によって美味しいところのマグロを入手するそうです。
こだわりを聞くのがすごく面白いんですが、今までの常識を覆されることが多々あります。
そして、↓以下は昨日の士業忘年会の写真。
お寿司屋さんでこれだけ四合瓶そろえているお店はなかなかないと思ふ。
ガス海老。ねっとり旨味が濃いんですが、見た目が黒くてあまり良くないとのこと。
味と見た目は関係ないんでしょうけども、お店で出すとなるとやはり見た目も大事なんでしょうね~。
なめたガレイの煮つけ。
甘いのとしょっぱいのと交互に来るので、これまた酒が進む!
来ました~白子の季節。
とらふぐの白子、これからもっと大きくなるそうですが、それでも十分大きかったです。
この日も運よく天然鰻が取れたということで、初めて食べる方々ビックリ( ゚Д゚)
今回は5名でしたので、かなり大きな鰻を捌いてくれました。
喋りながら、手際よく捌いていらっしゃいます。
雲丹は外せません!!(゚∀゚)
左が厚岸(あっけし)、右が根室。
雲丹=夏と思いきや、これも季節によって美味しい地域が移っていくようです。
この日のトロはカナダ(だったような・・・半分酔って忘れ)
本当に良い鮪はツートンカラーではなく、全体的にピンク色だそうです。
〆に鮟鱇のお椀を頂いて。良い出汁出てますね~。
一口すするたびに「あーうめっ」といちいち言ってしまう性SAGA。
かなーりお腹いっぱいだったのですが、玉子食べたい!という方がいらして、注文してから7個の卵を使って焼いてくれましたの図。
アツアツふわふわ~湯気が写真でお見せできないのが残念!
とまぁー行く都度、今まで食べた事ない様なネタを出してくださるし、大将のお人柄も良く(上から目線じゃなく、仕事に対してのこだわりが半端ない。かつ謙虚)、本当に良いお店なのです。
しかし、東京中心部からですと1時間半ぐらいかかる辺鄙な場所で、そのお店がなかったら絶対に足を踏み入れることはないでしょう。
また、それぐらいの場所にあるからこそ、良いものを納得のいく範囲のお値段で味わえる、というのもあります。
(でなかったら玉婆などが通えないですね)
広告宣伝の方法や口コミによっては、かなり有名になってもおかしくないと思うし、食べログ評価ももちろん良い点数ではあります。
しかしながら、玉婆的には、大将の今のお仕事スタイルに対するファンの方をこれからも大切にして頂きたいと思うので、有名になって欲しくないな~と切に願ってしまう次第でございます。
特に個人経営のお店については、資本や人の力では大手にかなわない分、オリジナリティや仕事の丁寧さで身を立てていらっしゃる方も多いと思います。
税理士業界に例えれば、玉婆自身も個人経営という意味で同じような立場に立たされており、大将の目指す所というのがすごく共感できるんですよね~。
と未熟な玉婆がいうのも非常におこがましいのですが、このお店に通える様にお仕事頑張りたいと思っております。
ちなみに、昨日のメンバー全員経営者なので、在庫をかなり気にかけてました。
すべて天然モノなので相当仕入れ値も高いと思うのに、もし余らせてしまったら・・・
すると大将
「養殖モノは、その日はいいんですけど、日が経つごとに臭みが出ちゃうんですよね~。しかし、天然モノは日が経つごとに旨味が出てくるので”寝かせることが可能”なんですよね~」
さらに、言われてから捌く(なるべく元の姿のままを保持)ので、傷みも最小限に抑えられ、養殖モノに比べて長く味わうことができる、とのことでした。
高いには、それなりの理由があるワケなんですね~。
しかしながら、楽器などでも高い楽器ならかえって扱いづらいこともあるので、素人が急にいい楽器を買ったとしても「豚に真珠」みたいな事にもなり兼ねない場合があると思います。
なんでも高ければいいというものではなく、その素材が持つ価値を理解し、コスト以上の価値を見出せる力や技を自分が持っていないといけない、ということなんでしょうかね~。
最後に、余計なお世話ですが、寿司屋については「上から目線」の板さんも昔は特に多かったと思いますし、ランチの客は客じゃねーとか言っている板さんも実際いました。
(飛行機のエコノミークラスみたいな?気持ちは分からんでもないですが)
しかし、いくら「夜と昼はネタが違うんっすよ」とか言ったとしても、ランチが美味しくなかったらまず夜に行こうとは思わないので、ランチにも手を抜かないのが正解かな、と思います。
さらに、寿司屋というと怖がって敬遠しちゃう人も多いと思うので、初心者だからといってバカにせず、初心者なら尚更丁寧に扱うというのが常連開拓への道へつながるんじゃないかな?と。
ネタを知らなかったら教えてあげればいいわけで、お客を育てていくのもまた、寿司屋の大切な仕事の一つではないかな~と思う次第であります。