Tama Tax Tokyo はてな支店<開業税理士の玉婆が熱く語るページ>

山口玉美税理士事務所Tama Tax Tokyoのブログ支店です。

FAQ記帳代行業務について

10月に入りました。

今月が終わると開業から丸1年となるのですが、本当に月日が流れるのは早いですね・・・(しみじみ)

 

Q.記帳代行してくれる会計事務所を探しています。Tama Tax Tokyoでは会計ソフトへの入力、すなわち領収証バサっと方式は受け付けないのですか?また、AI(人工知能)の発達により税理士の仕事がなくなると言われていることについて、どう考えていますか?

 

A.そうですね。HPのご相談メニューには、記帳代行を載せておりません。

 

 Tama Tax Tokyoは「ご相談」頂き、意思決定のサポートや納税者をお守りすることにより、目的の達成に向かって頂くこと、安心して幸せになって頂くことを目的としている税理士事務所です。

 ですので、基本的には自計化されている方(自社で会計入力を行っている)を前提としています。

 もちろん経営と会計・税務は切り離せないものであり、顧問先の決算や税務申告をすることにはなりますが、日々の帳簿付け・会計入力・給与計算等は日常の管理業務であり、いわゆるルーティンと呼ばれているものであります。

 ルーティン業務については、質よりもまずコスパが第一と考える方が多いと思います。そして、従来の中心的な業務である会計処理代行を得意としている会計事務所は、星の数ほどあります。

 

 Tama Tax Tokyoはどちらかというと日常的な管理はあまり得意ではなく、むしろ税務調査を含め緊急事態や非日常的に起きてしまったこと(起きてしまいそうなこと)への対応・対策を得意としています。

 そして、Tama Tax Tokyoで記帳代行を受けるとなると、入力業務をしている間身動きが取れないということになります。

「税理士なんてたいして急ぎの仕事なんてないでしょう?」とか「すぐに答えないとダメという顧問先は良いお客ではない」とか意見もちまたでは聞きます。

しかし、Tama Tax Tokyoの顧問先には、全国じゅうを駆け回っていて連絡が取れる時間がごく限られている方や、末期ガンで在宅治療を受けている患者さんから365日24時間いつTELがかかって来てもすぐ対応されているドクターなどいらっしゃいます。

 限られた時間の中で早急な意思決定を要するケースが多いため、ルーティン業務に時間を拘束されていることは、税理士・山口玉美にとって命取りとなります。

 しかし現在、記帳代行をやっていないのか?と言われますと全くそうではなく、5件ほど記帳代行方式の顧問先がございます。

ご職業柄相当にお忙しい方や顧問契約に至った経緯などから、自計化が困難と思われるケースについては、お引き受けしています。

 また、会計処理代行を全くやっていないというと「悩みを解決するのが得意とかいいながら、会計処理代行を頼みたいという悩みに答えてないじゃないか?」と突っ込まれそうですので、この場をお借りして、会計処理代行業者のご案内を勝手にさせて頂きます(^^;

 会計処理代行業務については、現在2社と契約しており、必要に応じてご紹介or依頼していますが、そこで自分が利益を取るつもりはないので、お客様と会計処理代行業者が直接契約を基本的に推奨しております。

 

 ちなみに当事務所が現在契約している2社については、以下の通りです。

A社・・・会計入力専門スタッフが作業をしていて価格はリーズナブルと思います。代わりに、イレギュラーな対応がなるべく少なく済み、的確な指示があることを前提としています。

B社・・・税務にも精通している方が運営している会社で、決算処理や山口がバクっと言ったことを素早く理解してくれるどころか先を見越して判断・質問してくれて「阿吽の呼吸」が存在します。税務調査において、調査官から「帳簿書類がしっかりしている」とお褒め頂きました。それぐらいキチンとした帳簿を作ることができる方です。若干料金は上がるかもしれないですが値段相応のものはあると思います。

 

 山口自身はあくまで税務顧問・相談料の部分のみで食べて行っております。

   ちなみに開業間もない方に向けて、記帳代行の「指導」はさせて頂いております。

 また、給与計算についても簡単に計算しやすいソフトがありますので、そちらの入力の仕方を伝授させて頂いており、お客様の方で「給与計算ラク~」とご好評頂いております。人数が多い医療機関については、社労士の先生にお願いしております。

 

 しかしながら「何か分からんけどとにかくメンドクサイ。税務顧問に会計処理代行を含んで欲しい」という方については、他の会計事務所がお勧めでございます。

 他の会計事務所を勧める税理士なんて初めて見たわい!という方もいらっしゃると思いますが、山口が携わることが必ずしもお客様にとってベストとは限らないようなケースについては、ご自身にとってより相応しい税理士と出会うことが何より幸せなことであり、本当にお客様にとっての幸せを望むとなるとそうなる次第であります。

 

 締めくくりとしまして、AIが発達することにより税理士の仕事がなくなるということへの不安については、ココに書いたところから自然とご想像頂けるのではないかと思っております(ペコリ)