Tama Tax Tokyo はてな支店<開業税理士の玉婆が熱く語るページ>

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農業経営アドバイザー更新について

スポット案件で押せ押せの日々が続いております。

あっという間に連休ですね(^^;

 

そんな中、先日送られてきたのが「農業経営アドバイザー」の資格更新にあたり、レポート・活動実績の報告を提出せよ、という通知。

 

(1)レポートは表題「アドバイザーとしてのこれまでの活動成果もしくは活動の抱負」1,500文字~2,00字程度。

(2)活動実績報告 決まった書式あり。

これらの提出物は5/8必着で、宮城大学名誉教授の先生が論文審査して、更新者には合格更新証書を合わせて送付されるようです。

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それでもって、玉婆は5年前に農業経営アドバイザーの資格を取り、昨年11月にアドバイザーミーティング(ま、研修ですね)に参加して、それで更新要件を満たしたものと思い込んでおりました。

というか、その時も更新すべきか迷ったんですね・・・

 

元々は知り合い関係の依頼で、農事組合法人の税務申告を承ったのがきっかけでした。

税金については、農地についての特例(相続税の納税猶予)や固定資産税の税率は?とか、普通の税理士の勉強でもやることと思うんですけど、農事組合法人法人税や事業税について若干特殊な部分があり、そこは農業に関わらないと経験しえない部分でしたので、農業関係の税務に携わったこと自体は意味があったものと思っています。

 

そういったことがあったので、農業経営アドバイザーの資格を取りました。

(北府中のセミナールームに3日間籠った)

 

そして、名刺の肩書に農業経営アドバイザーのも載せているので、農事組合法人の設立を検討中の方や、農地をお持ちの方から相続税や、金沢新幹線がうちの農地の上通るんだよね(収用)、とかのご相談を頂きました。

それらは特に相談料とか頂いてないので、正直なところ農業経営アドバイザーになったからといって特別儲かった、とかはなかったのですが、何かの役に立つことがあれば良いな、とは思っておりました。

 

しかし、この資格が永続的でないものであり、金銭的だけでなく現時点での活動状況に関するレポート等の提出も要求されていること。

すなわち「現時点で農業に携わってないとアウト」的な部分が強いと感じました。

潜在的に将来役立つかもしれない、というのでは望ましくないのだと解釈いたしました。

 

レポートも1500-2000字ですと、ブログ記事1個分ぐらいですので、別に書こうと思えば体裁を取り繕うことはいくらでもできてしまいます。

しかし、バカ正直しか取り柄がない玉婆ですので、今後の自分の仕事の方向性から考えて、農業じたいは尊い商売であると思えど、実際自分が携わっていく可能性というと、東京都千代田区のど真ん中で言うのは、モーレツ説得性に欠けるんですね(^^;

農業経営アドバイザーも年々増えて行っているので、別に玉婆でなくてももっと本当に農業に身近な人がたくさんいらっしゃると思いますし。

 

それに、ブログ書いててなんですが、マジ忙しいのでこの提出物のために割く時間があったらほかの事に時間割くべきと思いました。

なので、スタッフの意見や農業関係の方に聞いたお話など踏まえ、農業経営アドバイザーの資格を返上(更新しない)することを決意しました。

 

玉婆的には、資格があるおかげで今こうして開業して自分で身を立てているワケですが、資格ってたくさんありすぎて、最近見ていると「資格ビジネス」といった風潮を感じます。

 

資格のために勉強することじたいが役立つというのもあるので、別に食べていける程の資格でないにせよ、何らか取る意味はあるのかもしれないですけども、資格試験や資格更新に関することが諸団体にとっての金儲けだけで終わって欲しくないな、っていう気持ちがあります。

 

とまぁー玉婆じたいはこの資格から離れるワケですが、今後も農業経営アドバイザーの方々のご活躍および日本農業の発展を心からお祈りしておりますm(__)m

 

実際に更新しないのをためらっていた(更新した方がいいかな?と迷っていた)のは・・・

この資格をつかさどっている「特定非営利活動法人日本プロ農業総合支援機構」の住所が東京都千代田区神保町ということで、うちの事務所から徒歩1分ぐらいのところにある、ということなんですけどね(^^;