・・・この記事は、開業準備中に書いているものでして、公開するのは開業後になってからとなります・・・
税理士事務所で顧問経験した業種等についてです。
税理士事務所は表立っては2ヶ所でお世話になりました。
個人の税理士事務所(2ヶ月)
表立っていない事務所は、隠すつもりという訳ではないのですが、短期間の入力のバイト程度でしたので経歴に書くほどでもないかなと思いまして。
タレントやモデルさんの会計入力をやらせて頂きました。
中規模の税理士法人(3年3ヶ月)
次の税理士法人は20名規模で代表税理士2名。3年ちょっとお世話になりました。
従業員は、ほとんどが5科目合格(試験組)の有資格者でした(会費負担が当時なかったので、登録する人はいなかった。今は数名登録しているみたい)。そこでの経験や先生、諸先輩方との出会いが今の自分の礎になっていると感じています。
<経験した業種>
法人が主で、年商20億円までの規模を担当。化粧品材料の貿易、競走馬の育成牧場、高級飲食店、土木工事、一級建築士事務所、屋根瓦リフォーム、アパレル、アイスクリームチェーン店、バイク部品販売、コンサルティング業、スポーツ選手マネジメント事務所、広告代理店など 。
その事務所は当時は進んで相続税をやらなかったのですが、たまに依頼を頂いて相続税の申告をすると申告料の半分をインセンティブとして給与に上乗せしてくれました。
残業が多い中でよく税理士試験に合格できたなぁ・・・と。
先輩方は人にも自分にも厳しい方ばかりで、独立開業する人が多かったですね。ハングリー精神を育てるのが上手な事務所なんでしょうね(^^;
玉婆としては、そこで税理士登録するつもりだったですが、いかんせん給料が低かった・・・(それが普通の会計事務所の姿です)
そんな矢先に、今の事務所と縁がある友人から「それじゃぁ税理士になった意味ないよ。もっといい事務所があって今募集してるから、今すぐ履歴書を社長あてに送って」
と言われて、今の事務所へ転職することに。
大規模の老舗税理士法人(8年??ヶ月)
今の税理士法人(このブログを公開する頃にはきっと退職しています)は、社労士・司法書士もグループ傘下にあり社員120名、キャリアスタッフ等含めると200人規模の大きな老舗事務所。税理士25名。科目合格者や中小企業診断士などの他の資格者もいますし、給料が良くて居心地いいせいか、ハナから資格を目指さない人もいますね。
前の事務所とはかなり対照的なところが多いですね。資格者は大学院卒(免除組)で学者肌の人も多いし、残業代もきちんと出るし、賞与は5ヶ月分出るし、組合はあるし。
研修制度も充実、税理士会会費は事務所負担。税理士試験料も事務所負担。中間管理職もいるし。どちらかというと、ふつうの会社に近いですね。
前の事務所では「そんな事も知らないの?」的な雰囲気で、資格や知識はその人個人に宿るものだから、自分で調べたり、盗むものと思ってきました。
今の事務所は、皆で共有しようという温かい雰囲気があります。ただ、自分はサラリーマン税理士で終わりたくないなと思ってしまったので開業することになりましたが・・・。
<経験した業種>
8年ちょっとお世話になり、入社時からずっと医療事業部で、個人診療所、医療法人、訪問看護ステーション、訪問介護、整骨院、メディカルサービス法人、調剤薬局を中心に。ただ、医療ばかりやってても偏ってしまうのでということで、不動産業、人格なき社団、製薬会社など担当しました。そのほか、自分の友人関係で農事組合法人、製造業、ヨガインストラクター。規模的には設立したばかりの個人・法人~年商約40億まで。
資産税については専門の部署があるので、相続税の申告じたいは自分の知り合いだけしかできませんでした。しかし、営業譲渡や外国法人の設立、海外不動産の運用などにも携わり貴重な経験をさせていただきました。
会社内での委員会活動も活発で、自分は「調査事例検討委員会」を6年、「税務情報等委員会」をこの4月から担当しました。
特に、調査事例検討委員会は勉強になりました。
国税通則法改正の影響もあり、昨今税務調査の件数そのものが減っていますし、「おたずね」の書面による、いわゆる「ハイブリッド調査」(内部でそう呼んでいるらしい)の導入により、税務調査を経験したくてもできない税理士が沢山いるのが実状と思います。
そのような中、大規模な税理士事務所で数多くの税務調査事例に対しての検討を複数の税理士と討議できたことは、非常に有用だったと思いますね~。
でもって、結局のところ。独立した先輩にも言われたことなのですが、実際そうだな~と思うのは
税理士事務所の規模や代表税理士の考え方、専門のジャンルなど、仕事スタイルも千差万別なので、独立したいんだったら複数の税理士事務所を経験した方がいい。できたら小規模と大規模両方。
という事ですね、はい。