緊急事態宣言の延長が決まり、オリンピックの日程が確実に近づいており、ワクチンは今後どうなる?
といった中で、新たな変異株が出現?!とかいう話も出てきているようですね。
実は、玉婆は先週2回ほど、結構密な場所に行ったということがあり(飲み食いはしてないですが)、スタッフ父に万一のことがあると・・・
と思い、この一週間は自宅で自己隔離&テレワークしておりました。
今のところ何の変調もなく無事なようなので、今日久々、近場のターミナル駅に買い物に出かけましたが、ものすごい人で「本当に緊急事態宣言中か?!」といった感じでした。
自分も含め、多くの人が「生活に必要な買い物をしに来ているので、不要不急ではない」と思っていることでしょう(^^;
オリンピック賛成or反対の意見はココでは差し控えますが、東京人として申し上げておきたいのは
オリンピックでほかの地域からわざわざ東京に来る人々に対して「東京は安心安全です」とは決して言えない状況であることは間違いない、と思います。東京の人口密度舐めない方が良いです。
また、そういった中でもテレワークができないようなお仕事(ショップ店員さん、医療関係、建設業、工場etc.)もしくは満員電車に乗らざるを得ないオフィスワーカーもあまたいらっしゃり、多大なリスクを抱えているということであります。
そんな中、最近よく耳にするようになったのが
「ワ―ケーション」=Work & Vacation
GOTOキャンペーンが中止になって旅行業も大変なことと思われ、航空会社から来るメルマガやWebの勝手に表示される広告でも、積極的に「ワ―ケーションプラン」を打ち出している所が出てきているようです。
Q.ワ―ケーションプランというのは、普通の宿泊プランと何が違うんでしょうか?
というのが気になる所と思うのですが
・1週間、1ヶ月といった長期滞在プランが増えている
・素泊まり、お部屋食のプランが増えている
・お一人様、カップル歓迎の老舗旅館が増えている
(今まで団体or大家族優先のため1~2人で検索すると引っかからないような所が引っかかるように)
・お部屋でwifi接続無料が当たり前になってきている
・キャッチフレーズは「三密回避」
というのが主なところでしょうか?
旅行業としては、苦肉の策というか発想の転換というか。
コロナ禍をきっかけに、新しい旅スタイルの提案が加速した。といえましょう。
しかしながら
Q.緊急事態宣言で外出自粛要請されているところに旅行に出かけるとは何事か?
と思う人も間違いなく多数いることでしょう。
ワ―ケーションという、今風カッコいい響きにより、旅行という行動を抽象的な言葉にしている。
それと、単なる休暇だけでなく仕事も兼ねている、もしくは仕事能率アップ効果とうたうことによる正当性の主張。
また、ワ―ケーション誘致による経済活性化。
良い作用もあって、ワ―ケーションが幅広く認められる世の中になって欲しいですが、大多数の人から見たら、そもそも旅行であることには変わりないでしょうね(-.-;
しかしながら、実際のところ、平日の宿泊先は休日に比べてかなり空いていますし、東京がおそらく今、日本で最もリスクの高い場所ですので、地方に出かけて仕事することは東京人にとっては、都内で密な所に出かけたり通勤の満員電車に乗ったり、多数の人が集まるオフィスよりもむしろ安全なワケで、コロナ対策の一環になるのかもしれません。
反面、地方在住の人々にとっては、東京人がウィルスを運んでくるやもしれないので歓迎できない。
しかし、それでは経済的に成り立たないという人々が多いのも事実。
ということで、非常に難しい立ち位置にあるかもしれません。
ところで、
Q.玉婆はワ―ケーションしたことがあるのか?
A.理想のワ―ケーションはまだできてないですが、GW明け平日にワ―ケーションしてきました。(後述)
また、今までの行いを振り返ると「あれは”いわゆるワ―ケーション”だったんだろうな」と思うことが多々あります。(後述)
玉婆は、Tama Tax Tokyoはてな支店のブログにおいても、旅のカテゴリーを設けておりますし、なにせ本店(山口玉美税理士事務所Tama Tax Tokyo)HPのテーマがハワイなので、おそらく自他ともに認める旅好きであることは間違いないでしょう。
独立したのも英語勉強するようになったのも「仕事で海外に行きたい」という夢=強い思いがあったからなんですね~。ヨコシマな考えともいう
そして、HPのお問い合わせもハワイの税務に関するお悩みが多く占めておりますし、ハワイに2021年中に行かなくてはならないという状況も実際発生しておりますので、ワクチンを早々打って海外出張に行く方向に持っていくのか?
はたまた副反応怖いので打たないで行くのか?
考えないといけないなぁ・・・思いつつ。
それまでに感染してしまうんじゃないか?という心配もしつつ。
旅+仕事 とワ―ケーションの違い
今までの旅+仕事はワ―ケーションではなかったのか?
ワ―ケーションと何が違うのか?
と振り返ってみました。
1.出張
セミナー講演、現地法人、現地在住クライアントもしくはクライアントの案件に関わる専門家や業者との打ち合わせ、相続土地現場調査など。
↓過去の出張にて、新規顧問先との打ち合わせ場所がロイヤルハワイアンだったの図。
仕事で来ているといっても信じてもらえないでしょう・・・
↓過去の出張にてシェラトンで会議の図。
実際、仕事以外の何物でもなかったのですが・・・
<ワ―ケーションと出張の違い>
出張の目的となる仕事が終わった後もしくは接待いただくなど、現地の人と会食をすることが多かった。
それに対し、コロナ禍のワ―ケーションでは、会食は避けるべき。
会食については、お店の方も検温、個室、パーテーションとコロナ対策に気を遣っていますが、会食じたい相当の批判を浴びることになるし、リスクも感じたため、2021においては外食ほぼしてない状況。
ちなみに↓は2020のGOTOで同業者と旅行に行ったときの図。
ビジネスはGOTO×になった後だったので、仕事の打ち合わせ兼ねているのですが、経費に落とすことは諦め。
世にも珍しい〇〇三昧の会席ランチで、個室なのに5,800円とリーズナブルなお値段。
東京で同じものは食べられないと思うし、もし食べられたとしても2倍、3倍の金額になるのでは。
コロナ明けたらまたいつか行きたいお店です。
2.学会、理事会、カンファレンス、シンポジウム
Hawaii Tax Institute(2020中止。2021オンラインでやる通知が先日来た)
全国青税理事会(今は理事ではないので行くことなくなった)
青税全国大会、全国青税シンポジウム、税経新人会全国研、税研集会、原水爆禁止世界大会など。
大会当日の発表者だったり、当日の裏方任務が与えられることもあるし、義務付けられている研修時間にカウントされることもあり、税理士としての研鑽を深めたり人脈を広げることに大変有意義なものであるが、出張と違って直接クライアントのために必要不可欠な仕事とまではいかない。
<ワ―ケーションと学会等の違い>
→普段触れ合わない人達との交流はかけがえのないものであるが、コロナ禍でのワ―ケーションでは交流を目的としない。
3.合宿
税理士受験勉強会の合宿、高校・大学時代の音楽合宿(仕事じゃないけど)、とある高校の吹奏楽部コーチとしての合宿の仕事など。
旅が目的というよりは、一日中強制的に身を置くという環境づくりが目的。
結果的に交流も深まるし、効率上がる。目標へ近づきやすくなる。
実際、勉強会の合宿行かなかったら今税理士になれていなかったと思うし、音楽だと普段難しい合奏の練習が集中的にできるので必然的に上達しますよね~。
吹奏楽コーチ務めてた高校がコンクールで金賞取れたのも合宿の効果あったんじゃないでしょうか?
<ワ―ケーションと合宿の違い>
→コロナ禍のワ―ケーションは、集まって一緒に頑張るという青春がない。
↓過去の合宿に関する記事(開業前ブログ)
4.社員旅行
社員間の親睦が主な目的で、仕事はまずしない。
ねぎらいの意味もあり、豪華な旅館などに泊まることが多い。
だったらそれ仕事って言わないんじゃないの?(-.-)
と思う人もいると思いますが、桜の花見の場所取り=パワハラと主張されるような現代社会ですからねぇ。
社員旅行も仕事の一部、もしくは仕事以上に苦痛なことの一つと思う人も多いのではないでしょうか?
仕事と休暇の間の、どっちとも言えない立ち位置にいるような気がします。
<ワ―ケーションと社員旅行の違い>
→コロナ禍のワ―ケーションは、本業の仕事と休暇の、両立。
↓過去の社員旅行に関する記事(開業前ブログ)
5.旅先で仕事せざるを得ない状況
完全OFFとして旅行に出かけたのに、急な事態が起きて電話やメールでの対応や作業を余儀なくされる場合。
もしくは、セミナー原稿・論文などが締め切りが迫ってきたのに進んでなくて、休日扱なのに完全OFFになれない状況。
<ワ―ケーションと旅先で仕事せざるを得ない状況との違い>
→コロナ禍のワ―ケーションは、ONとOFFの共存が当たり前。
以上、玉婆的には
旅+仕事→そのすべてがワ―ケーションに該当するワケではない。
という主張であります。
初めてのワ―ケーション
それに対し、先日のGW明け平日において、初めてワ―ケーションが目的の旅行をしてまいりました。
本来ならば、旅の記事としてご報告したいことが山ほどあるのですが、幸いにもコロナに感染せずに無事帰って来れたとはいえ、出かけたことじたい賛否両論あると思いますし、同行した夫や現地の方々に迷惑をかけてしまう可能性もあり、難しいとこですね・・・コロナが明けたら、改めて旅の記事を書きたいと思います。
しかしながら、言い訳がましいのですが・・・
☆ハナから本業の仕事をバリバリするという目的があり、実際仕事は進みました。
☆確定申告で心身ともに疲れMAXだったため、温泉と癒しが第一の目的。
☆温泉は、大浴場の広さ・眺望よりも泉質が大事。こじんまりした旅館でも源泉かけ流しであることが重要。
温泉なら何でもいいワケじゃないということを都内の日帰り温泉でひしひしと感じているため、泉質・効能、かけ流しであることなど事前確認。
☆密を避けるため、客室露天風呂のある宿をチョイス。
普段はそんな豪華なお部屋はめったに泊まれないですが、平日のため値段の上昇が比較的抑えられました。
☆豪華食材よりも具材の良さを重視。
今回、山菜を普段の1年分、いやそれ以上頂きました。
そんなこんなで出かけた結果、振り替えってみて。
教訓:ノートPCはA4持って行って正解。
今まで、B5ノートPC持参はあったのですが、携帯性を重視していたのに対し、本当に仕事するとなると、数字が小さいのとかデータ量がハンパなく多いため、玉婆の仕事においては、画面の大きいA4が絶対必要。
重いとか言ってられないですが、かなり重いのでスーツケースに括り付けられるタイプのPCバッグをAmazonで購入したのですが、これが正解!
(税込2,124円は安いと思ふ)
しかし夫に持たせてるので重さを一切感じてないヤシ
教訓:朝食持参すべし。ノンアルコールがもはやスタンダード。
これも賛否両論ですが、新幹線も平日で非常に空いてましたので、サっと無言で食事ぐらいは許してちょんまげ、といったところであります。
今までの旅+仕事ですと、車内の中でのお食事やアルコールが一つの楽しみだったのですが
・東京駅のグランスタ営業時間変更で早朝お弁当入手不可
・車内販売中止
という非常事態ですので、持参しないと・・・
サンドウィッチ用のパンがなく、厚切り食パンが余っていたため、切込みを入れたらポケットサンドになりました。
パウンドケーキは母手作り。
↓は過去の出張時の新幹線。
教訓:機密情報があるため、近くに人がいるとできない仕事がある。
家族が万一PC画面見ても、何の意味かも分からないと思いますが、それ以前に他人に見られてはならないと思うので、今回のワ―ケーションにおいては、夫が近くにいるときは機密情報を扱う仕事はできませんでした。
その後、宿に着いて。
教訓:電源タップも持参すべきでした。
和風旅館だと電源遠いので、2件行った旅館とも、電源タップを借りることに・・・
(2件ともあったのが幸い)
モニターについては、家ではノートPC+24インチモニター1台、事務所ではデスクトップPC+24インチモニター2台という環境で仕事しています。
しかし旅先では、モニター貸与うたってるホテルは限りなく少ない(あることはあるようです)ので、iPadが大活躍でございます。
教訓:タブレット持参の場合、タブレットスタンド必須。
今まで数種類のタブレットスタンド使ってますが、サンワサプライのものがモバイル性に優れているうえに角度調整もできて値段も安いし、最強!
教訓:お宿の無線LANはセキュリティ的に懸念ある場合あり。デジタルデータは事前DL推奨。
Googleドライブは弾かれて入れなかったです。
必要な資料をPCに落としてあったので、仕事できましたが・・・
今回は、仕事関係で連絡必要だった方に対しては、遠方に出かけてることを正直に話したので、ZOOMミーティングとかはなかったのですが、バーチャル背景あるとはいえ、移動中とかは厳しいと思いますし、宿泊先のネット環境も万全かどうか分からないですよね~。
お宿においては
結論:本格的なワ―ケーションの基準を満たしている宿というのは、2021.5月現在において、まだまだ極めて少ないと思います。
(その辺は次回以降の記事で書く予定)
そして、気になるバケーションの方はといいますと、これは予想以上にファンタスティックでした!!
なんといっても温泉。
泉質が珍しくて、効能の高いお湯とうたっている場所だったのですが、香りもちょっと変わってるし、すべすべ疲れも取れて、本当に素晴らしいお湯!
無料の足湯とか独り占めできちゃったりしてるんですが、こんなお湯が都内にあったら永遠に足突っ込めないぐらい人イッパイ間違いないですね(-.-;
そして、息を呑むような美しい景色。マイナスイオンたっぷり。
ここで山菜が売ってたのでお土産に買ってかえり、自宅でも山菜の天ぷらを作ってしばらく楽しみました。
酒どころなめんなよ、と言わんばかりの日本酒三昧。
火入れしていない生の純米吟醸、4種いただきました。
以前に来た時は工事中だったお店がオープンしたようで、やたらインスタ映えするお団子が買えたの図。
見た目だけでなく、団子がモッチモチしてて、お米が良いと団子ってこんなに違うもんなんだ!とビックリするおいしさ。
ワー20%+ケーション80%といったところでしょうか?
やっぱり結局のところ、仕事しようとも、単に旅行と間違われても仕方ないワ―ケーションでした。(^^;スンマセン
仕事の方が佳境に入っていて5/5まで休めないタイミングだったというのと、夫の会社もたまたま平日休みになった(その前の休日が出勤の代わり)ということで、平日に旅行に行きました。
お店は平日営業してない所も多かったですが、人も少なくて、すごくゆったりした気持ちになることができました。
また、確定申告時期の疲れなのか、じんましんが止まらない状況だったのが、旅行中は一切出なかったので、都会ならではのストレスみたいなものがあるんじゃないか?!て思った次第でございます。
出かけることそのものがリスクなのではなく、出かけて人と会い、結果マスクなしで会話・会食することがリスクと思います。
マナーや感染対策をしっかり守ることと自己責任を認識し、お一人様とかなら良いのではないかなと思いますので、GOTOキャンペーンはお一人様キャンペーンだったら良かったのではないか?
と思ったりしています。
むすび
自分の税理士事務所として独立開業してから、勤務の時のような縛りはなくなったため、ワ―ケーションは比較的しやすい状況ではありますね~。
また、テレワークや遠隔の連絡手段が増えたのと、資料のペーパーレス化が進んできたため、遠くに出かけても仕事できちゃうのもあると思います。
もっぱら、ワ―ケーションという言葉を耳にする前から、遠くに出かけても常に仕事のことを考えてしまうし、旅館で暇だったりすると
「あぁPC持ってくれば良かったなぁ~」と後悔することも今まで何度かあったので、今後旅行に行くさいにも、PCがあればいつでも仕事できるという環境にはしておきたいかな、と思っております。
以上、仕事+旅=はたしてワ―ケーションなのか?検証した件について、また、初めてワ―ケーションとしての旅行に出かけた件について、ご報告させていただきました。
In my opinion, workation is not necessarily "work+travel."
Travel itself is not a Covid-19 issue; the most dangerous action is talking without mask.
Which hot springs (Onsen) you go is as important as what you eat in Japan.