1月2,3日は箱根駅伝という方も多いのではないでしょうか?
毎年1/2に実家に帰る玉婆でしたが、父が箱根駅伝好きなので放送している時間には行かない方が良い。ということをここ数年で学んだ次第でございますm(__)m
さらに諸事情あり、今年は1/4に実家に帰ることとなりました。
玉婆的には、ブログ書いたり、勉強したり、楽器練習したり、ネットサーフィンしたりetc.
ずっと家にいても全然退屈しないタイプなんですが←いつ引きこもりになってもおかしくないヤシ
夫がどこかに行きたいぞオーラプンプンと匂わせております。。(=゚ω゚)ノ
というワケで昨日出かけたのが、亀戸。
「亀戸餃子」「亀戸天神」あたりが有名どころかと思います。
しかしですね、亀戸天神は案の定の行列でして、初詣もすでに済ませた山口家はすかさずUターンして・・・左へ曲がる
路地を少し歩くと、かわいらしい佇まいのお店が。
夫がネットで調べて見つけたらしいんですけども「wineと燗酒」という、なんとも気になるキャッチフレーズのお店Ombraに到着。
話飛ぶんですけども、オンブラといえば、大学時代に「オンブラマイフ」(木陰の下で とかいう題名だった気がする)という歌を声楽の授業で歌った記憶が・・・
♪オーンブラーマイフー ディーヴェージェータービレー
カーラエダーマービレー ソアーヴェピュー オーンブラーマイフー♪
そのオンブラかね?
と思って調べたところ、Ombra=影、 mai fù=なかった
という意味のようで、つなげると
Ombra mai fù→影はなかった という題名になっちゃいませんかぁ?
妖怪人間ベムかお前は~みたいな
どこから「木」「下で」という意味になってくるのかね?!
しかし、直訳すると一見ミステリアスな題名だな~と思うんですけども、歌詞全体を要約すると「かつてこれほどに心地よい木の陰はなかった」といった感じになるらしいです。
The song seems to mean "I have never felt such a comfortable shade of tree."
そこから、邦題「木陰の下で」につながっていったんでしょうかね~。
ちなみにmai=英語neverという意味合いらしいですが、この一見すると否定の意味をもつ言葉が実は最大の誉め言葉となっている、というところに言葉の奥深さを感じた次第でございます。
しかしながらですね・・・
玉婆が他の人から「こんな税理士なんて今までに見たこともない」とかもし言われて、最大の誉め言葉と捉えた暁には「どんだけ謙虚さに欠けとるんじゃお前は~!!」ということになると思います(-.-;
教訓:日本語において否定語から誉め言葉を表現するのは難易度高い。It is difficult to express praise from negative words in Japanese.
お店のお話に戻ります。
こちらのOmbraさん、いつもは夕方からの営業のようなんですが、お正月は逆に昼のみ(昼呑み)営業のようです。
こんにちわ~ とドア開けて入ると・・・
マスター「うちはアルコールしか置いてないんですけど、いいですか?」
アルコールお断りならぬ、ノンアルお断りキタ――(゚∀゚)――!!
玉「はい、大丈夫です!」
夫「泡、2つで」
フランスはロワール地方の自然派スパークリング、平成最後の年初外飲みが口開けでのスタートとは嬉しい限りでございます。
マスター「お屠蘇、いかがですか?」
燗酒のお店とうたうだけあって、日本酒は全てお燗用に合うお酒で、冷酒は置いてないとのこと。
一升瓶ごとお燗してあった日置桜は鳥取県のお酒。
マスター「うちは西のお酒しか置いてないんですよ」
玉婆も中国九州地方の日本酒が頑張っているのを最近感じており、西のお酒にかなり注目してまいりました。
玉「飲んでて美味しいなって思うお酒って、たまたま雄町(米の種類)で作ってあるのが多いんですよね~。自分的には、雄町が好きみたいです」
という話をしたところ、出してくださったのが「竹鶴」
広島県庄原市、ココまで来れば分かる人は分かると思うのですが・・・
マスター「そうです、マッサンの酒蔵です」
お酒が黄味がかっているのは、熟成具合とか云々ということではなく、本来は黄色いものだそうです。
それをあえて白く(漂白といっていいのか分からんですが、活性炭だか何だかでこしている)しているお酒が多いとのことですが、こちらはそういう事をしていない、ナチュラルな色とのことです。
寒いときに温かいお燗酒、いいわ~( *´艸`)
と思ったらですね。
マスター「うちは夏でも燗酒しか置いてません」とな!( ゚д゚)
まぁーもっぱらエアコン効いてますし、冬でも生ビール飲んでるワケですしね~。
お燗酒にはどんなおつまみが合うんでしょうかね~?
お正月は、エゾ鹿のカレーとミネストローネだけの特別メニューだったんですが、普段のメニューを見せて頂いて。
夫が「世界一美味しいアンチョビってどんなのか気になりますね~」
と言ったところ、マスター「食べてみますか?」
スペイン産のカタクチイワシは身がしっかりしていて、添えてあるイタリア製オリーブオイルからして何とも良い香り!!
洋風なおつまみにも燗酒合うんですね~
マスター「生ハムにはワインよりもむしろ燗酒が合うんですよ。
温かい日本酒を飲むと口の中で生ハムの脂がいい感じに溶け合うんです」
そして、これまた正月メニューにはなかったパルマ産プロシュートを、その場でスライサーで薄く切って出してくださったの図!
確かに~!(><)
お燗酒だと個性を主張しすぎずに生ハムの旨味をほどよく引き出してくれる上に脂がフワ~っと溶けて、喉の奥にスーッと引き込まれていくような感じ!
生ハムに関しても、酸化との戦いだったり、日本人の繊細な舌にはスライサーで薄く切った方が口に合うとか、相当のこだわりをお持ちのようでございます。
玉「マスターは、やっぱり美味しいものを相当に食べ歩かれたんですか?」
ワインのインポートのお仕事に携わっていたとのこと、なるほど納得。
マスター「個性を伝えていきます。ブレない。」
玉婆も個人事業主という立場から、一事業主が業界で存在し続けることの難しさをひしひしと感じている次第でありますが、大規模経営にはできない「個性」を表現できる=仕事に喜びを感じられることは本当に素晴らしいと思うし、ブレない軸を持ち続けることは難しいけど重要なことではないかな、と思います。
通常営業のおつまみも気になるので、またの機会に訪れてみたいと思っております。
<summary>
Ombra is a wine and sake bar located near Kameido Tenjin shrine.
Only people who can drink alcohol are allowed to enter.
The owner had worked in a wine trading company, and opened this restaurant.
You can enjoy high-quality appetizers with Kan-zake, warmed Japanese sake.
Shopkeeper slices raw ham after ordering.
We cheered New Year with sparkling wine and Otoso, New Year's traditional Japanese sake.
After them, we drank a Tokkuri of sake made from the brewery which was the model of TV drama “Massan.”
Although it is hard for the individual business owners to survive, I hope that they will continue to express their personality without changing their mind and way.