10月に入っても台風どーのって言ってますが、秋の実りの季節。
今年もあと3ヶ月となりましたが「〇〇の秋」いかがお過ごしでしょうか?
先週の土曜日、義姉・大叔母とともに、姪っ子の高校の文化祭に行ってまいりました。
姪っ子が部活でオケ(管弦楽団)に入っており、その演奏会があるとのこと。
玉婆自身は子供がいない身分ですので、この年になってまさか高校の文化祭に行くとは思ってなかったんですけども、人生何が起きるか分からないものですねぇ。
朝9時半に最寄りの水道橋駅に集合し、歩いて都立工芸高校の隣の桜蔭学園へ。
(中高一貫校で合同文化祭のようです。以下、桜蔭 という)
途中、けっこう険しい坂があるので、生徒さん大変そうだな~と思いつつ、無事に定刻通り到着。
立派な講堂があり、さすが私立だなぁーみたいな。
(校内は写真撮影禁止)
管弦楽団は、今回、チャイコフスキーの交響曲第5番(チャイ5)を演奏。
女子校だから全員女子なのは分かってたんですけども。
なにかフツーのオケと雰囲気が違う・・・むむ?!
譜面台が一切ない。
4楽章まである交響曲を全員暗譜とキタ――(゚∀゚)――!!
マヂすか・・・
いやぁー。プロやアマのオーケストラの方々も、おそらく多くの方が暗譜で演奏できるぐらいに覚えていると思いますよ?!
しかし、実際に暗譜で演奏するか?どうかというのは、まったく別の次元。
やっぱり譜面ないと、不安じゃないっすか?フツー。
しかし、桜蔭生においては、強靭な記憶装置が全員の頭に備わっているので、暗譜でも大丈夫なようです。
そして、ほとんどの人が幼少から楽器を習っていたり、親がプロの演奏家だったりと、音楽に対してのたしなみが相当にあるようです。
義姉「みんな元々音楽に秀でてる家系が多いのよねー。そんな中、うちの〇〇みたいなのは(音楽一家ではない)珍しいよねー」
玉「でも、うちの姪っ子が音楽やってるっていうことで、私の周りでは山口家=音楽一家と思っている人も多いですね」(^^;
都立高校1校しか受験しなかった玉婆、受験事情にはすこぶる疎くてですね・・・
桜蔭って、姪っ子が入学するまで知らなかったんですけども。
にゃんと!東大合格者が77名もいるらしい!(平成30年度)
しかし。
桜蔭についての事実を説明したかっただけなのに
「うちの姪っ子って頭良いのよ~」と間接的に自慢してるかのようになってしまうし、かといって「身内にそんな優秀な子がいると思わなかったわ~」とか書いてしまうと山口家を卑下することになってしまう・・・
嫁入りした立場としては、ヒジョーに立ち位置が難しいところでございます。(-.-)
しかし、桜蔭の文化祭を語るにおいて、この背景を説明しないと成り立たないので、なにとぞご理解いただければ幸いです。
なにせ、学生時代に勉強をロクにしてこなかった玉婆にとっては、今回の文化祭において、頭が良い子たちの学生生活がどんなものか?っていうのがとても興味深かった次第でございます。
姪っ子の演奏を聴き終えた後、義姉が「お茶会の予約してあるの」とのことで、茶道部の教室へ。
桜蔭では、礼法の授業もあるそうです。
和菓子が配られた後、お茶を立てて一人ひとり配られるのですが、いかんせん正座している時間が長くてですね(^^;
お茶飲みに来たのか反省させられに来たのか分かんねッスー!足痺れて立てないヤシ
しかし、三つ指付くとか普段まずない人間なので、こういう嗜みを学ぶことも大事なんだなぁーと。
良いお茶碗で、美味しいお抹茶頂きました。m(__)m 結構なお手前で
お茶の作法を学んだ後は、「サイエンスストリート」へ。
桜蔭は、理系が強い学校のようでして、このサイエンスストリートを見に来て「桜蔭に入りたい!」と憧れる女の子も多いようです。
化学、物理、生物などそれぞれの分野ごとに教室が分かれております。
クイズに挑戦したのですが、なんとも悲惨な結果でした(-。-;
途中まで解読できたのに、最終的な答えが導けなかったの図。
桜蔭生「ここまで分かったのに、答え分からなかったんですか?!」
玉「ハイ・・・」
しかしながら、天文学の教室では、宇宙エレベーターに関することなどが壁一面に模造紙に書かれた展示に答えが隠されているクイズもあり、答えを探すだけでも理解が深まって勉強になりました。
桜蔭クイズについては、桜蔭学園のスローガンなど、内部関係者なら解けてしかるべき問題。義姉は見事全問正解。
未来のキューリー夫人(小保方さん?)は生まれるのかしら、なんて思いながら「体力測定」のコーナーへ。
背筋、握力、垂直飛びまでは調子良かったんですが、前屈が足にまったく届かなかったのでポイントがイッキに下がり、3人の中でまさかの最下位に(>_<)
かるたクラブは、わりと最近できたようです。
「ちはやふる」の影響ですかね~
♪からくれないに~みずくくるとは~
なんとも流暢な歌詠みが聞こえてまいりました。
ってか札見てないしぃ!!
(ココでも記憶力のスゴさが浮き彫り)
玉「実は、百人一首結構やってて、中学校の時に全校NO.1になったことがありまして」とか思わず口が滑ってしまった結果・・・
義姉が対戦申込リストに玉婆の名前を書き込み、桜蔭生と対戦することに!!
マヂすかぁー( ;∀;)→対戦前から玉砕
そして対戦の時がやってまいりました。
札を並べて、とりあえずできる限り位置を覚えるぞ、と。
玉「むべやまかぜを・・・って上の句何だったっけなぁ~」
桜蔭生「吹くからに、 ですね」
玉「あ、そっかそっか~アハハ」すでに忘却の彼方へ
♪なにわづに~さくやこのはな~
てかさぁーーー
ちはやふる読まなかったら序歌のルール知らなかったス(^^;
教訓:マンガが役立つことって意外と多い
♪むらさめの~
これだけは絶対取ったるバシーーーッ!!(ง°`ロ°)งオッシャー!
む、と来た時点で「きりたちのぼるあきのゆうぐれ」っしょ。
~「む」で始まるのが百首のうち一首だけしかない、ということだけは何十年経っても忘れない玉婆なのであった。~
幸先の良いスタートを切ったおかげか、まさかの勝利!!\(-o-)/ウォー
義姉「玉美さんって、ちはやふるだったの知らなかった~」
大叔母「昔取ったキネヅカだわね~」
中高生相手に本気になってる大人に対し、相手に勝利をもたらす手加減ができる中高生の方が、よほど大人。
ということのようです(^^;
義姉の持ってきたカツサンドを食べた後、数学のコーナーへ。
小学生~高校生までのレベルに分かれており、玉婆は小学生の問題を受け取り。
実際に桜蔭の入試で出たような問題もあるみたいです。
玉「平成教育委員会とか、まったく苦手だったんですよね~」
案の定、まったく歯が立たず。
教訓:小学生の数学(算数)なめんなよ
桜蔭生が解説してくれるコーナーがあるみたいです。そして直行するヤシ
桜蔭生「このABっていうのは・・・
因数が云々・・・ここで式を分かりやすくするために10倍します」
難しすぎてチンプンカンプン。すんません。
数字でメシ食ってんじゃないのかよお前はー!!!
(><)←ハリセンパーンッ!飛ぶ
お金と数学はビミョーに違います(言い訳)
今やってる相続の案件、土地の地積を三角形の組み合わせから導いて求めてみたんですけども、こーゆーのって数学得意な方が断然有利ですよね~。
電卓やエクセルがあっても、数学できるに越したことはないというのは素直に認めます、ハイ。
玉「この解き方ってのは、覚えるものなんですか?それとも自分で導きだすもんなんですか?」
桜蔭生「知らないと解けないっていう問題もあるんですが、ただ覚えるだけでなく、覚えたものを使って応用していくってことですね」
恐れ入りましたm(__)m
桜蔭グッズお買い上げ。
少しでもあやかりたいという思い・・・
ミニサイズが何気に使い勝手良さそうです。
最後に、美術部・書道・手芸部なども見ました。
このプログラムは美術部の部長さんが描いたものだそうです。
書道部でしおり頂いたの図。
むすび
いやぁー文化祭でこれほどいろんな体験ができるとは思ってなかっただけに、正直ビックリです。
なにせ自分の学生時代は、吹奏楽部の定期演奏会&クラスでしぶしぶ手伝わされた「お化け屋敷」ぐらいしか記憶ないという身分でしたので(-.-;
学業だけでなく、クラブ活動に関しても活発に取り組んでいるという様子が伝わってきましたね~。
それぞれが持つ才能をフルに出し合って、大変素晴らしい文化祭でございました。
いつ勉強してるんだろう?って思っちゃうんですけども、親が「勉強しなさいっ!」というレベルではなく、勉強そのものがきっと楽しいんだろうなーっていうのもまた、伝わってまいりました。
聞くところによりますと、お母さんが桜蔭&東大卒だったりするお子さんも多いようなので、元々のDNAもさることながら、勉強することが当たり前の環境なんじゃないでしょうか?
秀才=DNA+周りの環境+勉強を楽しむ心+努力(+塾や教材などの投資)
といったところなんでしょうかね~。
DNAあった方が圧倒的に有利だけども、決してそれだけで決まるワケではなく、足りない要素をどれだけ努力や他の要素で補えるのか?というところにかかってくるのかもしれません。
しかしながら
教訓:努力する天才には叶わない。
天才は、努力を努力と思わないのか?
それとも、並大抵ならぬ努力をし続けることができるという「努力力の高さ」なのか?
ナゾは深まるばかりですが、いずれにせよ凡才の玉婆、なおのこと努力せなあかんわ、と反省いたしました。
以上、桜蔭学園の文化祭についてご報告させて頂きました。
<summary>
Last Saturday, I went to the high school cultural festival held by Oin Junior & Senior High School, where my niece is attending.
She performed on the violin at the hole concert, as a member of Orchestra Club.
I was very surprised that all the members played Tchaikovsky Symphony No. 5 from memory.
At Karuta Club, I participated in a Hyakunin-isshu game, Japanese card with traditional 100 poems.
Actually, I was good at Hyakunin-isshu in my school days.
However, I managed to win thanks to opponent's help.
At the Mathematics Club, I learned from high-school student how to lead answers about mathematical questions.
To become intelligent requires DNA, surrounding environment, effort, mind to enjoy study, investing a cram school and good teaching materials.
Even though without DNA, we can make up for it with our endeavor, while genius must be making efforts more.