Tama Tax Tokyo はてな支店<開業税理士の玉婆が熱く語るページ>

山口玉美税理士事務所Tama Tax Tokyoのブログ支店です。

恐怖の小規模事業者持続化補助金【再提出】

繁忙期の会計事務所業界にとってこの時期の3連休、痛いところではありますが、九州は熊本県、黒川温泉に来ております。

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楽しいご報告ができるといいなと思っております(^-^)

↑すでに恐怖シリーズ投稿の予兆

 

 そして一昨日、駐禁の記事を書いたために繰り越された「小規模事業者持続化補助金」のお話。

昨年末に実績報告書を無事提出しました、という記事を書いた際、恐怖認定する程ではないと申していたにもかかわらず。。。(OMG)一昨日、商工会議所からtelかかって来て、スタッフが応対。

恐るおそる電話替わったところ…

担当「小規模事業者持続化補助金の件ですが、代表の山口玉美様でしょうか?」

玉「はい、山口です。もしかして、なんか間違えちゃいました?」

担当(答えにくそうに)「えぇ、その(笑)メモのご用意を頂いて宜しいでしょうか?」

玉「はい、ちょっとお待ちください。はい、お願いします」

 

担当「まず1点目ですね、ホームページ作成費用ですが、外注費が正しくは広報費となります」

 → → 心の中で「ってことは1点じゃないのかい!」とツッコミ入る

 

確かに、疑う余地もなく思いっきり外注費にしとりましたぁー!m(_ _)m

(説明よく読めってか)

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 ↓採択される前に提出した事業計画書には、ちゃんと広報費と書いとるやないけー!の図。(半年ぐらい前のことだけどもう覚えてない)

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 採択者専用の「まとめページ」に載っている表にも広報費と書いてあるのに、思いっきりスルーしています。

ここまで頑なに外注費としたワケが自分でも分からん。。

しかも事務所の経理上、WEB制作費は「広告宣伝費」で処理してあるのに、なんででしょうね〜(¬_¬)

 

おそらく、補助金事業の中では、広報活動してその上に事業があるので広報費なんですが、玉婆自身は今回の補助金は、なかば「HPを作ることが目的」という下心が出てしまったのではないかと(-_-)zzz

教訓:人間、内心思っていることが時として無意識に表に出てしまうことがあるので注意すべし。

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外注費に該当するのは、今回の補助金事業でいうと、内装工事とか、いわゆる請負に該当するようなものが多いようですね。

委託費(市場調査などを丸投げした場合が該当するみたい)ってのもあって、委託や委任と請負はどう違うの?とか印紙税でも迷ったり税務調査で揉めたりしますね〜。

(税理士の顧問契約書に印紙貼る、貼らないとか仲間内でも議論になったりする)

  ↑顧問だけなら委任で印紙不要、決算料書いてあると請負で印紙必要という説多数

 

補助金の話に戻りまして。

金額そのものは変わらないので、まずは個々の内訳を外注費→広報費に変更。 f:id:tamabar:20180105125705p:plain

集計は式がシートに入ってるので自動的に変更されました。

以上で外注費→広報費への修正が完了です。

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 しかし…

担当者「2点目、図書費なんですけれども、本は二冊とも事業者から買い求めたものでしょうか?それとも個人から買い求めたものでしょうか?

玉「アマゾンなので、当然事業者ですよね」

担当者「中古の本の場合、個人が出品してることもあると思うんですよね。それと中古の本については相見積もりを取っていただく必要があります。他に安く出ている場合は、残念ながら今回ご購入の書籍については補助金の対象外となります

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玉「いやいや、アマゾンなんで」/_(¬_¬)  ←by NHK三津谷DR

     「この本自体が、探すの大変だったんですよ。洋書なんで新しい本はすごく高いですし、早く届く中で1番安いのを探したつもりなんですね。」

担当者「中古の本ですと、例えばブックオフさんですとか、オークションとか市場が他にもありますよね?

玉「(なるほどそう来たか)確かにねーー。でも、多分アマゾンしか無いと思いますけどねー…

      これってもしもヤフオクとかでもっと安く手に入りそうだった場合、対象外ってことですか?」

担当者「そうなんですね〜」←そこが言いたかったと言わんばかり

 

薄々無いと分かっちゃいるけど、確かにアマゾン以外に探してなかった、というか、神保町の洋書専門の古本屋にtel問い合わせたところ速攻で無いですって言われたので、ブックオフはアウトオブ眼中だったし、ヤフオクならフツーに検索かけた時にあればトップページに出てくるハズですしね〜。

 

しかし、乗りかかった船なのでしょうがない、ってなワケでブックオフを検索、2冊とも該当なし。

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ヤフオクでも似た様な名前の本が出てきたけどドンピシャってのは該当なし。 

税務調査でも思うんですが「ない」って事を立証するのって結構大変なことなんですよね(>_<)

ちなみに税務調査においては、立証責任が納税者側にあることがほとんどなので、ただケンカや主張するだけではなく立証が非常に重要な工程なんじゃないかな〜って思っています。

ちなみに、役員給与否認とかは課税庁側の主張根拠の提示(同業他社の同等の役員の平均給与の情報など)を待つことになるかと・・・。←実際否認されたことない玉婆

 

補助金のことやってるのに税務調査思い出しちゃったじゃないか〜とか思いつつ、これ以上検索したかったら

ƪ(ー。ー)ʃ ♪アーアーアアアーアーアー by沢田研二(昭和世代にしか分からないネタ)

と言うしかございません。

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 ということで・・・

「追加修正事項を指摘された玉婆、上記を取りまとめて再提出しましたとさ〜」(おしまい、であって欲しい)

 

なお、金額そのものに変更なかった旨と、追加修正の内容がすぐ分かる様、表紙を作りました。

補助金の入金を早くスムーズに行って頂くための補足資料、とでも言いましょうか?

税務調査を早く終わらせるための税務調査において課税庁側で正しい調査手続きと判断を行っていただく手助けとなるための回答書とこれまた被るワケなんですね〜。

こーゆうのは作り慣れてるので異常に早いんです、ハイ。

(さりげに税務調査手慣れてるぞアピール)

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 むすび

事業計画書を商工会議所に持参したときに、中小企業診断士の方がアドバイスくれるんですが、その時に「ホームページ作成だけでイケルんじゃないですか?」と言ってくださったんですけども。

なんだかホームページ作成のためだけと思われてしまうかな、と少々後ろめたい気持ちがあったのは否めないところでしたが、図書費(資料購入費)を入れて申請した結果、かえってややこしい事になってしまったというのも事実ですね~。

下心は時として人生を狂わせることもありますけど、完全に消すことができないのならむしろ、かえって思いっきり出した方が潔いんじゃないかな、と思いました。

結果、補助金事業の目的が達成し中小企業者の発展につながれば

♪良いではないか~良いではないか~ by殿

教訓:主たる目的がHP作成なら、初めからビシッと一発「HP作成」で行っとけ。