先日、公正証書遺言検索の代理人として霞ヶ関公証役場に行ってまいりました。
さんざん自宅を探して頂いた上、ご家族の状況からして「遺言書があるワケがない!」という感じでしたので、相続人を説得するのは非常に難しかったです。
しかし、遺言書の有無によりエライ運命変わってしまうし、遺言がある可能性がゼロではないという状況でしたので、税理士としてはやはり「遺言書はありません」ということを確認しないと正しい申告もできないですし・・・
で案の定公正証書遺言はなかったんですが(^^;
まぁ行ってスッキリしたので良かったです。
事務所からですと、あちこちにある公証役場のはずなのに、どこもビミョーに遠い。
(っつっても一駅とか)
自宅と事務所の間に一軒、たまに行くヨガスタジオとちょうど同じビルにあったわ~と思い、TEL問い合わせしたところ
「公証人がいない場合があるので、事前に来る時間が決まったらTELしてください」とのこと。
しかしたまたま霞ヶ関公証役場の近くで研修があったので、研修に行く前に朝立ち寄ってみました。
新橋・日比谷・内幸町あたりから近く、天下の霞ヶ関ですからね~。
(たまに茨城県の霞ケ浦とどっちか分からなくなる時があるけど)
予告せずとも公証人がいないってことはないでしょう。
富国生命ビルの中に入っていて、キレイな感じですね。
検索に15分ぐらいかかります、とのこと。
他の公証役場では30分と言われたのですが、やはりさすがは霞ヶ関ですね。
ちょうどトイレも行きたかったし、ビルの中どうなってるかなぁーと散策。
お食事処やダイソーなど入っており使い勝手良さそうです。
リラックススペースもあって、パソコン広げたりしている人もいて。
9時ちょいすぎに行ったので、ダイソーまさかやってないよね?と思い行ってみると・・・
開いてましたぁー!!
むちゃむちゃ助かります。
正直、普段はseria派なのですが、ここは品揃えもなかなか秀逸で、ビジネスマンの味方ですね。
と一通り富国生命ビルを満喫したところで公証役場に戻ってみますと、遺言書の検索が完了しておりました。
平成元年以降の分については、公正証書遺言は該当ありませんでした。
しかし、それ以前については不明なので個別に当たって頂くしかないですね、とのこと。
税理士が代理人として行って非弁行為にならないのかな?とも思いましたが(弁護士さんにも相談済でしたが)この程度のことで弁護士さんを煩わせるのも申し訳ないですし、公証役場の方も税理士でも大丈夫です、ということで丁寧に手順を教えて下さったのでスムーズで良かったです。
参考までに、用意したものは以下の通り。
・相続人代表→私への委任状(公証役場から事前にFAXしてもらう)に印鑑証明と同じ印鑑を捺印
・被相続人の除籍謄本、依頼者との間柄が分かる戸籍謄本(除籍謄本1通で済むケースが多いと思います)
・依頼者の印鑑証明書、3ヶ月以内発行のもの
・私の身分証(マイナンバーカード、運転免許など)
・私の税理士としての身分を証明するもの(税理士証)
・私個人の印鑑→公証役場から言われたが、実際には使わなかった
遺言については「自筆証書遺言でいいんじゃない?」と思う方も多いようですが、偽造・改ざん・隠ぺいなどの恐れもありますし、遺言の中身についてもご自身の思いと後に残される方の思いとまた色々あります。
家族構造や世の中の流れも昔とはだいぶ変わってきていると思いますので、なるようになれで済まされないような事が実際に起きてしまっている次第です。
よって、大切な人を守るためには公正証書遺言がオススメでございます。
自分の宣伝をするつもりではないですが、弁護士・司法書士・税理士など総合的に相談してから作って頂くのがよろしいかと思います。